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コロナ禍を経て、外食や旅行の機会が増えている方も多いでしょう。そこで今回は美容・アンチエイジング専門医の黒田愛美先生に「キレイをキープする外食術」を聞きました。健康や美容が気になる女性でもお出かけ先で楽しく、安心して外食を楽しむためのポイントをお伝えします。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
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「最強のアンチエイジングは体の内側の美しさ」と語る黒田先生。外食をするときまず気になるのがお店選びですが、ポイントはあるのでしょうか。
「まず、価格が安いから、という理由だけでお店を選ばないほうが良いと思います。安価で提供されている食品には添加物が使用されているケースが多いからです。
だからといって高級レストランしかダメ、というわけではなく、小規模で手作りの料理を提供しているお店が安心です」(黒田先生)。
「ジャンルはやはり和食系がベターです。フレンチやイタリアンは小麦のグルテンや乳製品を含むメニューが多く、日本人の胃腸には負担がかかってしまいがちです。
フレンチやイタリアンの場合は、一品料理ではなくコース料理を選ぶと良いでしょう。空腹時に糖質をたくさんとると太りやすくなりますが、コース料理なら最初にサラダやスープをとることで空腹が解消されるからです。
また、ゆっくり時間をかけ、よくかむことで少量でも満足感が得られるメリットがあります」(黒田先生)。
とはいえ、何人かで食事をするときは自分の意思だけで決定できないときもあります。そんなときはどうすれば良いでしょうか。
「食べる順番を工夫してみましょう。空腹時に糖質をたくさんとると血糖値が急上昇して太りやすくなってしまうので、最初に食物繊維やたんぱく質をとります。
最初にとる料理としておすすめなのは、葉野菜のサラダです。葉野菜には血糖値の上昇を抑える効果があり、かさもあるので満足感も得られます。その後、好きなメニューを楽しむだけでも美容効果に差がつきます。
定食類でも、肉や魚のおかずを先に食べて、ご飯などの糖質はできれば最後に食べたほうが良いですね」(黒田先生)。
かくいう黒田先生も、実はフレンチやイタリアンが大好きだそうです。
「消化酵素が少ない日本人には、グルテンや乳製品を多く使うフレンチやイタリアンは、体への負担が大きいのです。でも、おいしいですよね、私も大好きです(笑)。
おいしいものを我慢することは、ストレスが増えて健康や美容にも影響が出ます。なので私はフレンチやイタリアンを食べるときは、食前に消化酵素サプリを飲むようにしています」(黒田先生)。
消化酵素サプリとは、どんなものなのでしょうか。
「食べ物の消化を助ける酵素が含まれたサプリメントです。
消化酵素には
外食というと、栄養バランスが取れない、油分や塩分が多いなど健康や美容には良くない、と思っている方も多いかもしれません。
「私も外食は大好きです! 人生を楽しむためには、気の置けない人たちとすてきな空間でおいしい料理を味わうことは不可欠だと思っています。いくら健康で美しくても、人生を楽しまなければ意味がありませんよね。
私は外食を心から楽しめるように、普段の食事は食材や栄養バランス、調理法を気を付けるようにしています」(黒田先生)。
普段は健康的な食事を心がけていれば、たまの外食で好きな食べ物を楽しく食べる、ということもアンチエイジングにつながるということです。
黒田先生のブログではアンチエイジング効果の高い食材や食べ方、調理法を紹介しています。気になる方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/岩崎みどり(49歳)
ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
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