
子育ても一段落。やっと自分のことを見つめ直す時間ができたと思ったら、気付けばアラフィフ世代に突入! 世間的にそう呼ばれる世代になっても、「アラフィフなんて口に出したくない」とか「私はまだまだ若い」と思う今日このごろ。でも、その言葉とは裏腹に体は正直。ふとしたときに衰えを感じるのが現実です。
私が最初に感じたのは、目の焦点のブレ。初めて自覚した違和感だからこそ、ショックは大きかったです。もんもんとした時期もありましたが、私は人生を楽しみたいという思いから変化は素直に受け入れて、好きなことを続ける方法を見つけました。
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老眼は突然にやってくる!
ん? 何これ? 焦点が合わない。新聞を読もうとしても字がボヤけてよく読めない。45歳のある日、急にそんなことを感じるようになりました。最初は「パソコンを見すぎたかな?」と目の疲労だと思い、時間を置けば元に戻るだろうと、あまり気に留めていませんでした。しかし、症状はその後も続き……。そんなときに同年代の友人から老眼の話を聞いて、「私の症状も同じ。疲れ目ではなく老眼だ!」と自覚したのです。
困ったのは、小さい文字が見えにくくなるだけではなく、字も書きづらくなることと本を読んでいても内容が頭に入ってこなくなることでした。そして、趣味の手芸もこれまでのようにできなくなって……。老眼が進んで物作りをやめてしまう人もいるという話も聞きましたが、そんなの悔しいし、絶対にイヤ。楽しみを奪われるなんて納得できない。人生100年時代、まだ半分! もっともっと人生を楽しまなきゃもったいない。 そう思ったときから、私は老眼と向き合う方法を考え始めました。
近視の人は老眼鏡選びは慎重に
老眼を自覚したら、まず老眼鏡を作る勇気を持つことが必要だと思いました。私は、最初「老眼鏡」という言葉さえ口に出したくありませんでした。それは「老眼鏡」と口にしただけで10歳以上老けた気がしたからです。でも、今となってはそんなことを気にしていた自分を笑いとばしてあげたい。なぜかって、老眼鏡をかければ視野は広がり、文字もハッキリ見えて快適に生活できるんです。そして若かりしころは、年配者はいかにも「老眼鏡」というような眼鏡をかけていたけれど、今は普通の眼鏡同様、ファッショナブルなフレームの物がいくらでもあります。今では、洋服を選ぶ感覚で眼鏡屋に行くことも楽しみの1つにしています。
眼鏡屋では、遠近両用の遠くを見るレンズ部分はこれまで使用していた近視の眼鏡より1段階度数を落とすことを検査担当の方にすすめられました。遠近両用の眼鏡は、遠くを見る部分と近くを見る部分の度数のバランスが重要なポイントのようです。特に近視の人の遠近両用眼鏡では、かけやすいバランスの眼鏡にしようとすると、遠くをしっかり合わせると近くが見えにくくなるし、近くをしっかり見えるように合わせると遠くが見えにくくなることもあるそうです。大切なのはきちんと検査をして、自分の症状に合った度数のものを作ることなのだとわかりました。