
2年前、体が常にだるく、疲れやすい……という症状で婦人科を訪ねた47歳のモカさん。そこで、思いも寄らなかった理由が判明しました。その理由とは、そして症状改善のために処方された薬とは?
とにかく疲れる、これって更年期!?
2年前の45歳のとき、何をしても疲れる、ちょっと動いただけでだるい……。そんな状態が続いていました。当時、仕事が変わったばかりで生活のペースになじめてないのかなと思っていたのですが、数カ月たっても状況は変わらず、どこか悪いんじゃないかと思って婦人科のクリニックを受診してみました。
40歳を過ぎていたので、先生からは更年期症状の可能性もあると言われ、ホルモン検査を受けました。すると意外な結果が!
不調の原因はまさかの男性ホルモンの低下だった
いよいよ更年期かと半ば諦めた気持ちで2週間後、検査結果を聞きに再びクリニックへ。すると先生から告げられたのは「男性ホルモンが低下しています」というひと言。思いも寄らない検査結果だったので、とてもびっくりしました。なお女性ホルモンのエストロゲンは低下していないとのことで、特に更年期の症状とは言われませんでした。
疲れやすい、やる気や活力が出ないという症状は、男性ホルモンの低下から来たものだったのです。
男性ホルモンのクリームを塗る場所は…
処方された薬は、腟に直接塗るクリームタイプの「男性ホルモン」。毎晩、お風呂に入ったあと、腟の中に塗り込んでいました。クリームを塗り始めてから数カ月くらいで症状は徐々に良くなっていきました。40歳を過ぎると女性ホルモンが減るという話はよく聞いていたんですが、男性ホルモンが減ることもあるんですね。
まとめ
疲れやすさやだるさからクリニックへ行くと、結果はなんと男性ホルモンの低下。処方された薬は腟に塗り込むクリームタイプの「男性ホルモン」でした。塗り始めて数カ月で体がラクになっていきました。婦人科でホルモン値をチェックしてもらってよかったです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
【天神先生からのアドバイス】
テストステロンの塗り薬は性欲改善に使われることがあるようですが、男性化して毛が濃くなるなどの副作用があるので頻回に使うには注意が必要です。医師の指示に従いながら使いましょう。またこの薬は保険がきかないので自費請求となります。
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