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40歳で2人目を出産した後、大きく体調を崩しました。その際、体調を良くしようと参考にした本に書いてあったことに衝撃を受けました。なぜなら、それまでしてきた野菜中心の食生活が逆に良くなかったとわかったからです。その後、食生活を見直した私がどうなったかをお伝えしたいと思います。
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なぜ私が野菜中心の食生活になったかという経緯をお話しします。
私は20歳で就職し、忙しさやストレスなどで体調を崩すと決まっておなかを壊していました。さらに味の濃い食事、からい物を食べるだけでもおなかを壊すので、元々胃腸が弱かったのかもしれません。当時私は販売職に就いており、おなかを壊しても頻繁にトイレに行くことができない職場環境でした。ですので、仕事に影響が出ないように、おなかを壊さないようにと食生活に気をつかうようになりました。
時々、焼き肉やお鍋などで肉をたくさん食べるとおなかを壊すので、肉もあまりとらないようになっていきました。同時に肉と同じたんぱく質である魚、乳製品もとらないように。そして、味付けのないサラダやそば、うどんなどの食事などを好んで食べ、野菜と炭水化物が中心の食生活になっていきました。そんな食生活が健康に良いと思い込んでいたのです。
しかし、20代からそんな食生活を続けて約20年。2人目を出産した40歳のとき、起き上がれないほどの体調不良に悩まされました。その体調不良をなんとか良くしようと私はある本を手に取ります。その本には、たんぱく質をとる重要性について書いてありました。そこで私は初めて、野菜中心の食生活であったために体に必要なたんぱく質がとれていなかったことを知りました。
私が参考にした本は「うつ消しごはん」(藤川徳美著)です。著者の藤川先生は医学博士であり、「薬に頼らずたんぱく質と鉄をとることが重要である」と本の中で唱えています。体調不良は必要な栄養をとれば解決できるという内容に、私はこれを実践しなければいけないと強く思いました。なぜなら、自分が今までたんぱく質をほとんど食べていなかったことに気付いたからです。
ただ、先生はたんぱく質をプロテインで摂取することを推奨しておりましたが、私は味が好きになれず続きませんでした。そこで、卵と肉類を積極的に食べる方法に切り替えました。プロテインでとらなくても、食品からとれば良いと思ったのです。
魚や乳製品は私には癖が強くて取っ掛かりにくく感じたので、私には比較的癖がなく食べやすいかなと思われた卵や肉類から取り入れることにしました。しかし、実はこれも私には少々きつく……。なかなか肉は量を食べられなかったり、卵料理に飽きてしまったりしました。そんなときは、ネットで料理のレシピを検索したり、本の中で同じような症例の方の成功例を読み返したりして、自分を励ますことで乗り越えました。
卵と肉のたんぱく質をとる生活を3カ月ほど続けたところで、体に変化が訪れました。肉を食べてもおなかを壊さなくなり、体調が回復してきたのです。このことで自信が付いた私は、肉以外のたんぱく質である魚介類や乳製品も取り入れ始めました。さらにたんぱく質だけでなく鉄分を摂取する余裕も生まれて、鉄分を含むあさり入りのパスタを食べるなど食の楽しみが増えていきました。また、卵を味付け卵にする作り置きをしたところ、家族に好評でした。
しかし、たんぱく質をたくさん食べることにより気掛かりなことが。それはこの食生活を始めてから体重が5㎏増えたこと、食費がかかることです。40歳を超えて、体重が5㎏増えたらもう痩せないのではないかしらという心配があります。食費については、健康維持の必要経費と割り切りました。
本の中で成功した症例でも、同じように体重増加、食費がかかるとおっしゃっている方がいたので、ある意味私の方法が正しかったのではと思うようにしています。
20代のころからの間違った食生活を20年間も続けて体調を崩しましたが、卵と肉、魚、乳製品のたんぱく質をとる重要性を知り、実施したところ体調が回復することに成功しました。体重が5㎏増えましたが、体力が付いたことが何よりもうれしいです。
食費がかさむなど気掛かりなこともありますが、家族に好評な料理のレパートリーが増えるなど良いことのほうが多かったです。これからも、私と家族のために続けていこうと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
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