
40代に入り、立ちくらみや頭痛が頻繁に起こったり、疲れが取れにくいなと感じたりすることが多くなってきました。食事で少しでも改善できれば……と私が取り入れているのは「貝類」。貝には鉄分が豊富!というのは以前からなんとなく知っていましたが、実は女性にとってうれしい栄養成分がたっぷり含まれていました。
そこで今回は、業務スーパーマニアの私が愛用している便利でおいしい貝アイテム2種、調理法やおいしくかつ栄養を逃さない食べ方を紹介したいと思います。
あさり・ムール貝の体にうれしい効能とは?

今回紹介する商品は冷凍の「殻付あさり」と「殻付ムール貝」です。おいしくて使い勝手も良いので前から買っていた商品ですが、ちゃんと調べてみたらとっても栄養豊富な食材だったんです。
まずは貧血や頭痛に効く鉄分とビタミンB12がとっても豊富! 女性は鉄分が不足しがち、そしてビタミンB12は野菜からは取れない栄養成分だそう。そのほか美容にうれしいビタミンB2、疲労回復効果のあるタウリン、カルシウム・マグネシウムなどのミネラルも豊富とのことで、貝類は積極的に取り入れたい神食材だったのです!
小分けが便利!うまみたっぷり「殻付あさり」

普段からよく利用している「殻付あさり」(購入時:268円税抜き)は、冷凍コーナーに販売されています。

150g×3パック入りで砂抜き処理済み、冷凍のまま調理できるのでとにかく面倒な手間が一切かからず時短調理が可能。
調理例①あさりとキャベツの酒蒸し

あさりのおいしさをシンプルに味わえる酒蒸しがやはりおすすめ。そこににんにくと、キャベツをたっぷり加えて食べるのがわが家のお気に入りです。あさりから出たうまみエキスをたっぷり吸収したキャベツがまた最高! あさりに含まれる鉄分はキャベツに含まれるビタミンCと一緒にとることでより吸収率がUPするそうです。栄養成分がたっぷりのスープも残さずいただきます。
調理例②アクアパッツァ

普段の食卓にも記念日のメニューとしてもぴったりの一品がアクアパッツァ。一見とても手間がかかりそうなメニューですが、意外と簡単に作れちゃいます。
好きな魚とあさり、にんにく、ミニトマトと一緒に酒蒸しを作る要領で白ワインかお酒を加えてフタをして蒸します。あさりの塩けでほかに調味料もいらず、魚の下処理さえしておけばあとはラクチン。普段はもっと時短に、切身魚を使用してもOKです! こちらもビタミンCたっぷりのミニトマトと合わせることでより鉄分の吸収を高めています。
電子レンジ調理でおいしい「殻付ムール貝」

あさりに比べると食べる機会の少ないムール貝ですが、業務スーパーに便利でコスパの良い商品があります。「殻付ムール貝」(購入時:268円税抜き)はチリ産で500g入り。こちらも冷凍商品で、この袋のまま電子レンジ調理可能です。
調理例①ムール貝のパン粉焼き

電子レンジ加熱して殻が開いたムール貝に、にんにく、刻みパセリ、オリーブオイル、塩を混ぜたパン粉をのせてオーブントースターで焼きます。簡単でおいしくおしゃれな一皿の完成。ビタミンCが豊富なパセリと、さらにレモンを絞ってから食べることでよりおいしく、鉄分の吸収も高まります。
調理例②ムール貝ときのこのクリームパスタ

クリームパスタを作りムール貝をトッピング。ムール貝を電子レンジ加熱した際に出たうまみたっぷりのエキスもパスタソースに加えました。貝類はビタミンDが豊富なきのこと一緒にとることで、カルシウムの吸収も助けてくれるそうです。ムール貝のうまみときのこのうまみがたっぷりでとてもおいしく家族もお気に入りのパスタです。
まとめ
業務スーパーの「殻付あさり」と「殻付ムール貝」は、手ごろな価格で手に入り下処理済みで調理が簡単なので、普段の食生活に取り入れやすくわが家でも重宝しています。夕食の一品に、またおつまみとしても喜ばれます。あさりはむきあさりや缶詰も販売されていますが、うまみが強い殻付きのものが断然おすすめ! おいしくて栄養も豊富な貝類、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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監修/久野多恵さん(管理栄養士)