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女性が多い職場でずっと働いてきた私。前職も女性ばかりで大変でしたが、今の職場も女性が9割です。表面上は仲が良いのにいなくなれば文句を言うという構図はどこに行っても変わらないと感じています。5分前まで楽しく話していたのにちょっとしたきっかけで険悪な空気になり、ぶつぶつグチグチ言い始める……。その構図に疲れてきたのに、そこで働き続けることを決めたアラフィフ主婦の体験談です。
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イソップ寓話で「卑怯なコウモリ」という話があります。獣と鳥、どちらにも良い顔をした結果、嫌われてしまうコウモリの話ですが、これは女性の職場で賢く生き抜いていく知恵だと私は思っています。
うまくやっていける人は八方美人で、コウモリのように強い人を瞬時に見抜いてうまくそちら側につくことをして結果的に得をします。私はその才能がまったくなく、前職は化粧品メーカーにいましたが、女性ばかりの職場にずっといても見抜ける感覚は育たず、雑用や地味な仕事をこなす日陰の役でした。
でも、私は目立たない地味な係が気に入っているので、トップでカリスマの美容部員の先輩たちの陰でひっそり働くのになんの不満もありませんでした。雑用や仕事を押し付けられ過ぎて、そういうことを率先しておこなうことが当たり前の感覚になっていたのかもしれません。
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