
コンタクトレンズユーザーの私。午前中は問題なく目が見えるのに、昼を過ぎたころから目がかすみ、友だちが遠くから手を振ってくれても、すぐに誰だかわからないことが増えてきました。また、対向車のヘッドライトをまぶしく感じるようになり、夜の運転を怖いと思うようになりました。「コンタクトレンズが合わなくなったのかな? もしくはドライアイ?」。そう思って眼科に行くと、理由は老眼。「ついに来たか」という感じでした。
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近視が強いと老眼になるのが遅いはずでは?
子どものPTAの仕事で集まったとき、老眼鏡持参のママがいました。私とそんなに年齢が違わないはずなのに、もう老眼鏡を使用しているなんて!と、そのときはまるでひとごとのように見ていた私。今回のような症状が出ても、「コンタクトレンズを新しいものに変えたら治まるかな」くらいにしか考えておらず、まさか老眼が原因だなんて思いもしませんでした。
たしかにスマホの画面を見るときに遠ざけたり、裁縫をするときも糸を通すために針を遠ざけたりしていたので、少し自覚はありました。しかし、私は強い近視。だからこそ老眼の症状が表れ始めても、進行は遅いとばかり思い込んでいました。
だから眼科で老眼を指摘されたとき、どうしても腑に落ちず、「近視が強いと老眼になるのが遅いんじゃないですか?」と恥を承知で聞いてみました。先生の答えは「NO」。近視の人でもそうじゃない人でも、年齢とともに同じように老眼になるとのこと。近視だと老眼になるのが遅いというのは、ただの俗説だったようです。
いきなり3つの眼鏡で生活することに

思った以上に老眼は進行していたようでした。コンタクトレンズを装着した状態で、老眼鏡をかけることなく、パソコンやスマホの画面を見ることが多い私。そんな生活が目を酷使していたようです。ピントを近くに合わせたり遠くに合わせたりすることで私の目に疲労がたまり、昼を過ぎたころには限界に近づいていました。そのため、夜に車の運転をするときにも、ぼやけたりまぶしかったりという症状が現れていたようでした。
そこで、眼科の先生から老眼鏡と、コンタクトレンズの上から装着する夜間運転用の眼鏡の使用を勧められました。また、日常生活で近くと遠くを見るときの差を減らすため、コンタクトレンズの度数を下げることも提案されました。
でも、今より見えなくなるのはなんだか不安。だから、度数は現状のままで、老眼鏡と併用することにしました。コンタクトレンズを外したときに使用する眼鏡もあるので、合計で3つの眼鏡を使い分けることになります。「近視が強いと老眼は遅い」という俗説を信じて、老眼はまだ先の話だと思っていただけに、いきなり3つもの眼鏡を使い分けるように言われるなんてがっくりでした。