40代女性の動悸・息切れは更年期のせい?高血圧との関係は?【医師監修】

40代女性の動悸・息切れは更年期のせい?高血圧との関係は?【医師監修】

40代を過ぎてから、階段を上っただけで息切れがしたり、突然動悸があったり。心臓に何か異常があるのかと心配になってしまいますね。しかし、動悸や息切れは更年期症状の一つとして、よく挙げられている症状。なぜ更年期になると動悸や息切れが増えるのか、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。

動悸や息切れがあるのは心臓の病気?更年期症状?

動悸や息切れがあると、まずは心臓の病気を疑ってしまいます。その場合はどんな特徴があるのでしょうか。

「動悸は、心臓の心拍数が感じられる状態のことで、心拍数が速い頻脈、遅い徐脈、心拍を大きく・強く感じる、脈が飛ぶ・乱れるなどがあります。原因は不整脈または自律神経の乱れが考えられますが、不整脈の場合は 循環器内科受診の必要があります。

動悸があるとき、手首で脈を取ってみて、早かったり遅かったりする場合は不整脈の可能性があるので受診しましょう。脈はいつもどおりなら自律神経の乱れが原因の可能性が高いです。ただし、動悸のほかに胸の痛み、吐き気や嘔吐、冷や汗などの症状があるときはなるべく早く受診してください」(駒形先生)。

なぜ更年期に動悸が増える?

動悸はあっても脈は普通の場合、自律神経が関係していると言います。更年期には自律神経が乱れることがわかっていますが、自律神経と動悸にはどのような関係があるのでしょうか。

「自律神経には、心拍数や呼吸などのコントロールする働きがあります。この自律神経は脳の視床下部の中枢であり、女性ホルモンもコントロールしています。更年期になると卵巣の機能が衰え女性ホルモンの分泌がうまくできなくなりますが、視床下部は“ 女性ホルモンが減った ”という情報をもとに性腺刺激ホルモンを出し続けるため、視床下部がパニックに陥ってしまうのです。それにより自律神経のバランスも崩れてしまい、 心拍数や呼吸にも影響が出てしまうのです」(駒形先生)。

また、更年期になると健康診断などで高血圧を指摘される人が増えます。高血圧と動悸に関係はあるのでしょうか。

「高血圧は、血液を全身に送り届けるときの拍出するために必要な圧力が大きくなることを指します。更年期になると全身の筋肉量が落ちるので、心臓が頑張って血液を全身に送り出そうとしているため、血圧が高めになりがちなのです。また、更年期は子宮の機能が低下することにより下半身よりも上半身に血流が集中しやすくもなるので、全身に血液を送り出そうと拍出するために、必要な圧力が大きくなることも一因です」(駒形先生)。

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