3児の母でブロガーのマメ子さんによる、43歳で腎がんになった体験を描いたマンガを紹介します。今回は、腎臓摘出手術後の様子について。すごく後悔したことがあったそうで……。
★前回:「恥ずかしい…」手術は平気と大口たたいたけど心拍上がりまくり #43歳で腎がんになった話 13
手術前の硬膜外麻酔にビビりまくり、手術室の皆さまになだめられ、なんとか処置が終了。
全身麻酔が効いてきて、すぐに意識がなくなりました。
それから長かったのか、短かったのか……。
意識が戻った瞬間は、突然テレビのスイッチをつけたかのような、目は開かないままだけど、周りの慌ただしい騒音が、ぶわっと一気に流れ込んできたような感じ。

瞬間的に、あっ! 手術だった!とわれに帰る……。
でも、まぶたが重すぎて、ほとんど開かない!
見えないけど、音はよく聞こえてきて、金属の触れ合う音や複数の話し声の感じから、終わって撤収作業っぽい雰囲気だとわかった。
終わったんだなーと思ってると、耳元で
「マメ子さん、手術終わりましたからね」
と声が。
返事をしようとしても、喉が痛くて、声が出ん…あ、呼吸器が入っていたからか……。
「病室に戻りますからねー」
廊下をゴロゴロと移動しているのは感じていたけど、とにかく眠い。
病室についてやっと目が開くように。

喉がカラカラだけど、明日の朝までは我慢しなくちゃいけない。
横を見ると、手術前に置いていた水が。
夜中にこれを見たらちょっとヤバいかも……と思って、

なんで手術前、ギリギリまでもっと水を飲まなかったかなと後悔……。
朝まで喉の渇きと体のかゆみに耐えながら、熱が出たときに見るような、変な夢をずっと見ていたような気もする。
そして、やっと朝!
水のおいしいことと言ったら…!

500mlを一気に飲み干す勢いでした。
手術翌日に、足カバーが取れ、心電図も取れ、尿管も取れ、あと残りは点滴、背中の管、おなかの管のみ。
少し身軽になったところで「歩いてみましようね」と看護師さん。
うん、行けそうな気がします!
