40歳独身で乳がんの告知を受けた、鳥野たみこさんの体験を描いた漫画を紹介します。
今回は、術前抗がん剤のスケジュールを決めたときのお話。早く治療を始めないと! と焦っていた島野さんでしたが……。
★最初から読む:「痛っ!」寝返りをしたら右胸がズキン!として… #40歳独身で乳がんになりました 1

乳がんと告知され、地元の病院に転院して、術前抗がん剤を始めることになりました。
抗がん剤の投与を何曜日にするか決める必要があり、何曜日が混むか聞くと、この病院の場合は月曜日と金曜日が混むとのこと。週末に抗がん剤を投与し、土日に休んで月曜から仕事をする人もいるので特に金曜日が混むらしいです。
私はそのころまだ会社に在籍していましたが、辞めることが決まっていました。
そのため何曜日でもよかったのですが、混んでいないほうがいいな、もし副作用がつらい場合は病院に頼りたいから週の前半がいいな、と思いました。

抗がん剤……。やりたくないけれどやるしかない!! そう決意して火曜日を選びました。
そして、早速次の週の火曜日から術前抗がん剤を投与することに。
投与のスケジュールは3週間おきで、「フルオラウシル」「エピルビシン」「シクロスファミド」の3つの薬を投与します。

乳がんを告知されてから、「早く治療を始めないと!」と思っていたのに、いざ具体的にスケジュールが決まると、すごく不安になってしまいました。
どんなに考えても正解はわからない……。
そんな気持ちで通院治療室のオリエンテーションと、薬剤師からの説明を受けたのを覚えています。
その日の夜は、この胸に抱える不安をどうにかしたくて、亡くなった祖母の仏壇の前で泣きました。
乳がん告知から約1カ月後、ついに術前抗がん剤がスタートする……。
次回は、抗がん剤治療と併せてやってよかったことについてお話しします。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)