
子どもがある程度手を離れてから約5年、パートで働いています。パートで働き出した45歳ごろ、自分には何もないということに気付きました。若いころは自分のしたいことをしてはいたけれど、どれも中途半端、何もやり遂げていない。「この先、子どもが大学を出ても家のローンのために働くことは間違いない。それなら何か資格が欲しい」。それがきっかけで妻、母親としてではない私自身の人生が再び動き始めました。私がある資格を取得するまでの体験談です。
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履歴書の免許・資格欄に書けるのは運転免許だけ
パートで働くにあたり履歴書を書いたとき、私が履歴書の免許・資格欄に書けるのは、運転免許だけでした。この先ずっと働き続けなければいけないのなら、せめて何か資格を取りたい。たまたま私の住んでいる地域には近くに大学がいくつかあり、公共図書館も近くにあったため、本が好きな私は図書館司書の資格を取ることにしました。しかも大学の通信教育です。
過去に通信教育をしていたことがあったのですが途中でやめてしまった私は、続けられるかまったく自信がありませんでした。すでに40歳半ば、年齢的に学習したことが頭に入ってくるかも不安でした。
47歳で図書館司書の仕事に就くことができた!

家事、子育て、パートをしながらの自宅学習は、思った以上に大変でした。レポートを書くなんて短大以来、25年ぶりです。それでもなんとか在籍可能な期間である2年間で単位を取り、無事に図書館司書の資格を取ることができました。最後までやり遂げることができたのは、最愛の母が亡くなったことが大きかったと思います。
母は私が資格を取ることをとても応援してくれていました。そんな母のためにもという思いが支えとなって、諦めずに頑張ることができたと思っています。一つ大きな目標をクリアし、そのタイミングで運よく図書館司書の仕事に就くことができました。もう50歳も間近、47歳のときです。こんな自分でもやればできるんだと、自分に自信を持てるようになったと思います。