
40歳で2人目を出産してからは、赤ちゃんのお世話で夜眠れない日々が続きました。かといって、上の子が活発なタイプで昼間はその遊びに付き合うため、昼寝をすることもできませんでした。1日中寝不足状態が続き、体力が回復する暇がありません。
もともと体力に自信がなく高齢出産で体はボロボロ、階段を上がるのさえしんどい、とにかく体を動かすことがつらい。40歳を超えているからただでさえ体がきついのに、眠れないのはやってられない、せめて薬を飲んで眠りだけは確保したい。限界に達した私が取った行動は医師に相談をすることでした。
疲れているのに眠れない

赤ちゃんのお世話で母親が眠れないのは仕方がない思いつつも、1日中子どもたちのお世話をして体は疲れ、睡眠時間は削られ、元気が出ない毎日を過ごしていました。家事は簡単にする、周りの人に助けてもらう、横になるだけでも良いなど寝るための対策をいくつか実践しましたが、元気になるほどの十分な睡眠は取れず、40歳を超えた体はすぐに回復することはありませんでした 。
夜眠れない理由をネットで調べたところ、私に当てはまりそうなのは育児ストレスによるホルモンバランスの崩れ、産後うつでした。そして、とうとう順調だった母乳が止まり、これは予想以上に自分は大変な状況にあるのではと気付き、真剣に睡眠に向き合うことにしました。
心療内科を受診し、女医に相談

眠るためにはどうしたら良いのだろうと考えて、薬を飲むのはどうかと思いました。幸いにも母乳は出なくなったので薬を飲んでも支障がないのですが、車の運転や日中の生活にはどう影響するか不安で病院に行って相談することに。
心療内科で女性の医師に、疲れているのに眠れないこと、睡眠導入剤を飲むことに依存してしまうのではという心配があることを伝えました。先生は話をよく聞いてくれて「今、体力を回復するために眠れる方法を優先して考えましょう」と言って、薬を飲むことを一緒に決めました。薬についても弱い薬から試しましょうと説明してもらい、不安は収まりました。また、「必要なくなったら服用をやめて良いですよ」と言われ、ずっと飲むわけじゃないんだと安心できました。
次の章では、薬を飲んでみた結果についてお伝えします。