
私は高齢出産だったので40代に入ってもまだ子どもが小さく、育児に家事に仕事にと忙しい毎日。ふと「私、このまま年を取っていくのかな」「人生、これで本当によかったのかな」と不安を感じることが増えました。そんな悩みを解消すべく、カウンセリングを受けてみました。その結果と、それに伴う私の正直な感想をお伝えします。
なんでも話せる人って意外といない!?

家のことや家計の相談は夫に、子育ての相談は夫やママ友に気軽にできます。でも、「人生このままで良いか、なんだか不安」など重い内容を相談できる人はいませんでした。急にそんな重い相談をすると相手が戸惑ってしまいそうで、なかなか口にすることはできずにいました。
私は40代を過ぎてから顔が老け込み、体力も落ちたという自覚があり、急に先のことが不安になってきたのです。例えば定期的に大きな病院に通っている娘のことや、先行きの不安な仕事のこと。このままバタバタしているうちに、おばあちゃんになってしまうのでは……ともんもんとし、だんだん夜眠れなくなってしまいました。
そんなとき、持病のある娘の定期健診のために大学病院へ行ったので、ついでに娘の担当医師に私の悩みを相談してみました。すると、メンタルクリニックを紹介してくださったのです。
思い切ってメンタルクリニックへ

すぐに紹介していただいたメンタルクリニックを予約。当日は緊張しましたが、「この心のモヤモヤが消せるなら!」と思い切って訪れました。クリニックの中には落ち着いた音楽が流れており、ゆったりと座れるソファがありました。少しホッとして腰をかけて待っていると、ほどなくして先生に呼ばれ、診察室に案内されたのです。
先生はまず丁寧に自己紹介をしてくださり、緊張を解いてくれました。「今日はどうされましたか?」と聞かれたので、正直に子どもについての不安や、仕事や家庭の悩み、いろいろ考えてしまい夜眠れないことなどを話しました。すると、先生は臨床心理士によるカウンセリングを受けることを提案してくださったのです。そしてそのあと、これからカウンセリングをしてくださる臨床心理士と顔合わせをして、その日は終わりました。