
前髪を上げておでこを出す髪形が大好きでした。おでこの形が自慢の私は、子どものころからおでこを出す髪形をしていました。顔も明るく見えると思うし、前髪が伸びてきてうっとうしいという悩みもないし、おばあさんになるまで前髪を上げておでこを出し続けようと心に決めていました。
ところがある日、生え際の髪の毛にキラリと光る白髪を発見してしまったのです。そんな私の白髪との格闘のお話をします。
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生え際にキラリと光る白髪出現!

ある日、洗面所でいつものように前髪を上げようとしたら、何かがキラリと光ったのです。「ん? 何だろう? 」と鏡をのぞき込むと、そこには明らかに他の髪とは色の違う髪の毛が生えていました。それは、私の形のいいおでこの近く、つまり生え際から生えていました。白髪です。ついに白髪が私にもやってきたのです。1本だけだったので、その日は白髪を抜いて出かけました。
次の日から、毎朝鏡を見る度に白髪を見つけるようになりました。白髪はあっという間に私の生え際を侵食してきました。抜いても抜いても生えてくる白髪に憎しみを覚えました。大好きなおでこの周りにキラキラと光る白髪の存在は私を相当悩ませました。白髪があるとすごく老けて見えるんです。いつまでも若いと思っていたので、老婆のように見える生え際にがくぜんとしました。
とりあえず市販の白髪染めを使ってみた

白髪を抜き過ぎると、もう生え際の髪がなくなってしまうんじゃないかと不安になった私は、とりあえず白髪染めを使うことに。自分で染めるためにドラッグストアで白髪染めを購入しました。私が若いころ髪を染めていたヘアカラーの隣に白髪染めコーナーが並んでいます。「こっち側に来たのね、私」と少し悲しくなりました。ヘアカラーを使っていたころは、隣の棚にある白髪染めを見て「おばさん」をイメージしていたのです。そうです、私はもう立派なおばさんになっていたのです。
そうして自分でできてコストも抑えられる白髪染めを使い始めました。月に1度使うペースでなんとか白髪を隠しながら、私は大好きな前髪を上げた髪形で過ごしていました。少し髪が以前より傷んでいるような気もしましたが、あまり気にしていませんでした。