
私の生理は28日周期。1週間ほどで終わります。多少何日かずれるものの、今まで大幅に早まったり遅れたりしたことはありませんでした。そんな私に43歳のある日、「生理が2週間以上続いて終わらない」という大事件が起きました。いつもは5日目ごろから出血量が減ってくるのに、そのときは1週間たっても出血が減る気配がありませんでした。「さすがに2週間たてば終わるよね?」とひやひやしていましたが、出血は止まりませんでした。
生理が終わらない…初めての経験に恐怖

2週間を過ぎても2日目のような量の鮮血が出続けました。たまに子宮がちくっとするくらいで激痛があるわけでもなく、ただただ血が出続けているだけです。次第にトイレで確認するのが苦痛になってきました。
若いころは「生理が来なかったらどうしよう」と心配していたのに、まさか「生理が終わらなかったらどうしよう」なんて悩む日が来るとは夢にも思いませんでした。40代にして起こった初めての経験に恐怖を覚え、原因をネットで調べてみることに。「生理_終わらない」で検索すると「子宮筋腫、子宮内膜症、子宮体がん」などのワードが並び、背筋が寒くなりました。
「もしがんだったら……子どもや仕事はどうなるの?」という不安に襲われました。本当に病気なら早期発見・早期治療したほうが良いだろうと思い、生理開始から3週間になる手前で婦人科を受診しました。
内診の結果、子宮と卵巣には異常なし。子宮筋腫と子宮内膜症の疑いは消えました。念のため子宮体がんの検査もしてもらいましたが検査結果がわかるのは2週間後となりました。その間に出血を止めましょうとと、医師から2種類のホルモンの薬を処方されました。
ホルモンの薬を服用した結果

婦人科で処方されたのは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの薬でした。1日2回、7日間連続で内服します。2種類の薬を同時に飲むことで子宮内膜からの出血をいったん止めて、薬をやめることにより子宮から出血を起こします。その後、子宮の内膜を剥がして止血するという方法です。簡単に言うと人工的に生理をリセットする感じのようです。
医師によると服用中に出血がいったん治まり、7日間内服後生理が始まり3~10日で出血が終了。その後いつもどおりの周期で生理が来れば問題なしとのことでした。もしそれでも出血が止まらない場合は、別の治療になるそうです。私の場合は、内服2回で出血が止まりました。そのときの開放感といったら!「やっと止まった~!」と涙が出そうになりました。出血が止まらないことが精神的に重荷になっていたのを実感しました。
ホルモン剤は気持ち悪くなったり、体調が悪いとさらに悪化したりする場合もあると医師から言われたので不安でしたが、7日間無事に飲み切ることができました。3日後に再び生理が始まり、また出血が止まらなかったらどうしようとドキドキしましたが、1週間で終わったのでホッとしました。あとは子宮体がんの結果です。
次の章では、結果についてお伝えします。