
有酸素運動と筋トレという王道ダイエットを始めて数週間がたった私。少し運動にも慣れてきたので、減量に拍車をかけるべくボクシングのメニューを追加しました。初めのうちは調子良くパンチを繰り出していたのですが、あるとき背中に違和感を覚えます。
運動のせいとは言い切れないし、マッサージしておけばそのうち治まるだろうと運動を継続した結果、痛みは増していくことに。外見だけでなく、中身もしっかり衰えていたのだと実感した体験談をお話しします。
自分を過信し運動メニューを追加

ダイエットのため、テレビゲームを使ったダンスと筋トレを開始して数週間が過ぎたころだと思います。運動にも慣れ、何となく体のラインがスッキリしたかな? という実感はあったものの、体重計の数字はわずかな減少のみ。40代に入り、ダイエットは長期戦と覚悟していたはずなのに、早く数字で減量を確信したかった私は、ダイエットのメニューを追加することにしました。
時は東京オリンピックの真っ最中。女子ボクシングが話題になっていたこともあり、ボクシングのゲームに挑戦することにしました。おこなってみるとこれが思いの外、キツい! 少しの時間でかなり息が上がるため、これで体重も減るだろうと日々のトレーニングに追加することにしました。
毎日交互におこなう筋トレとダンスに加え、ボクシングを毎日30分。運動時間をグラフで記録していたので、今までよりも背の高い棒グラフが並ぶことに満足感を覚えました。疲労感はあったものの、画面に向かって思い切りパンチを繰り出すのはストレス発散にもなりました。ゲームのカレンダーに連続記録が表示されるなど、継続したいと思わせる工夫もされていて、これは続けられそうだと毎日トレーニングに励みました。
違和感を覚えつつ運動を継続する

ボクシングエクササイズを開始して2週間ほどがたちました。特に肩周りやウエストに変化を感じ、体重も少しずつですが落ちてきたころです。いつものように画面に合わせてパンチを打ったとき、背中に違和感を覚えました。電磁波治療器を使ったときのような、ピリッとした感覚があったのですが、その日はそのまま運動を続行。
いつもは適当にしていたストレッチを入念におこない、普段どおりの生活を送りました。翌日も、翌々日も何となく違和感があったのですが、思い切り振り切っていたパンチを8割くらいの力に抑えつつ、毎日ボクシングを継続しました。多少の痛みは自然と治るという30代の感覚を引きずっていたのもあります。ここまできて連続記録を途切れさせたくないという気持ちもあり、そのうち治るだろうと軽く考えていました。
今思えば、ここで中止の判断をするべきだったと思います。私は中途半端に完璧主義なところがあります。完璧主義なのに自分に甘いので、連続記録が途切れたら、そのままズルズルとしなくなってしまいそうな気がして、休んで様子を見るという決断ができませんでした。そのまま運動を続けるうち、背中の痛みも徐々に強くなっていきました。