抗がん剤で粘膜が弱まると、口のトラブルが起こりやすくなります。
人によっては味覚障害の症状もあり、どの味がダメになるかは個人差があるため、やってみないとわかりません……。
私は抗がん剤を投与して3日目から口内に異変を感じ始めました(2020年初夏のできごとです)。
口の中がヒリヒリして、舌がちょっと白くなって、口内炎が1個できていました。
口内トラブル対策には気をつかっていたのですが、多少のトラブルはどうしても起こってしまいますね。腫れた部分の悪化を防げたらいいな、と思い対策を続けました。
驚いたのは、味覚障害です。
白湯を飲んだ瞬間「え、まっずい」と思うくらい変な味がしました。
そのほかにもいろいろ試して探ってみたところ、OKなものとNGなものがわかりました。
私の場合は、酸味のあるものは口内がヒリヒリして、ケチャップでさえしみて食べられませんでした。
口内の痛みも味覚障害もとてもストレスでした。
ただでさえ食欲がないのに、それに拍車をかけてくる……。
しかも、まだ抗がん剤1回目。これがあと半年続くの? え? まだ7回あるの? と、すでに次の抗がん剤が嫌になってしまったのでした。
次回に続きます。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)
美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。