
私が40歳を過ぎたころに知り合った7歳年下の夫は、私にはもったいないくらいのイケメンで頼りがいのあるタイプ。前夫との間にできた当時中学生の長女のことも大切にしてくれる、一見完璧かと思える男性でした。
お互いに結婚や出産までは望んでいなかったのですが、46歳で私がまさかの妊娠。出産を機に籍を入れることになり、晴れて夫婦となりました。これからは頼もしい若い夫と長女、そして生まれてくる赤ちゃんとの幸せな生活が待っていると楽しみにしていた妊娠初期は、その先に大きな夫婦の問題が待っていることに、まだ気付いていませんでした。
幸せな生活が待っていると思っていたら…


解放されたのは産後1カ月の間だけ
妊娠と結婚を機に気付いたこと。それは、彼の強い独占欲と性欲でした。お付き合いしている間は知る由もなかったのですが、私が安定期を過ぎ、賃貸マンションで家族4人一緒に暮らし始めてからは、毎日のように夫婦生活を求める彼に驚きを隠せませんでした。さすがに長女が家にいるときに無理やり求めることはありませんでしたが、2人っきりになった途端に要求することが日常茶飯事になったのです。
安定期とはいってもつわりも治まっていないなか、毎日のように「おつとめ」を果たさなければいけない日々。断ると彼があからさまに不機嫌になることから、本来ならお互いの愛情を確かめ合うはずの行為が、私にとっては彼の機嫌を損ねないための手段となっていきました。
結局、彼が性的欲求を我慢したのは、私の出産後1カ月の間だけ。それ以降は毎日のように求められる日々が続きました。