
若いころはとても自慢の肌でした。多少寝不足であろうが、化粧水をつけずに寝ようが、翌日は問題ない状態で過ごすことができました。そんな私の大きな悩みになったのが大きなシミの出現。40代に入ったころから変化を感じていたのですが、手入れを怠ったせいで悪化し、さらには超巨大化してしまいました。両頬に茶色の絵の具で描いたような地図状のシミが浮き出てきたのです。
★関連記事:「やりがちだけどNG!」シミが増えるスキンケアの対策とシミを消す方法【美容専門医】
初めは小さなそばかすだった

初めてシミの兆候を見つけたのは、40代に入ってから。それまでは、本当にシミもシワもほとんどない、乾燥もしない自慢の肌でした。しかしある日、左頬の高い位置にぽつぽつと2mm程度の小さなシミを2つ発見し、ショックを受けました。実際、シミかそばかすか微妙なくらいで、周りから見て気付かれるほどのものではありませんでした。
それでも、その年までほとんど肌に気をつかう必要がなかった私はありえないと思い、すぐに薬局に薬を買いに走りました。知識の乏しい私ですが、CMなどでシミ専用美容液というものがあるということくらいは知っていました。早速購入して、お手入れを始めました。
ですが、今まで肌のお手入れに時間を割いたことがない経験から次第に面倒になり、その小さなシミを放置するようになっていきました。
子どもとの外遊びで一気に悪化

昨年の夏は、1歳半になった息子が毎日外遊びを要求してきました。仕方なく公園で時間を過ごす日々が続きました。じりじりとした日差しの中、一応帽子をかぶり、SPF40と記載のあるファンデーションを信頼して使っていました。もともと何もしなくても美肌をキープしていたため、あまりにずさんな日焼け対策しかしておらず、ツケが後から回ってくるとは思いもしませんでした。
今になってみると、昔の自分に声を大にして言いたいです。「更年期は肌の急カーブ」「できてからの対処より予防のほうが簡単」「いいから手入れしろ」と。
本や雑誌で調べると、私のシミは紫外線によるシミのほか、更年期や出産などホルモンバランスの変化に影響を受けて出てくる肝斑のようでした。肝斑の特徴は目の周りを避け、両頬に左右対称に出るそうです。まさに私のシミの状態と同じでした。
更年期に差しかかっている自覚も薄かったことから、知らず知らずのうちに私は紫外線と更年期の最悪の組み合わせで一気にシミを悪化させてしまったようです。秋に差しかかるころには、はっきりと両頬にシミが浮き上がっていました。