
20代から好きなアーティストのライブに参加することを人生の楽しみとして生きてきた私。しかし、40歳前後から加齢のせいか、体に異変が……。ライブの演奏中は夢中で楽しんでいますが、終了後にどっと疲労感が押し寄せ、体力消耗の激しさを実感するように。即座に椅子に座っている自分にショックを受けました。私がいつも参加するのはハードロック系のコンサート。このままでは大好きなライブの楽しさが半減してしまうと、対策を講じることにしました。
以前はできた無理、今はもう無理

20代のころには、よく参加していた0泊2日の弾丸ツアー。1日仕事を終えてから夜行バスに乗り、ライブに参加後またその日のうちに夜行バスで帰るなんてことも珍しくありませんでした。
行きのバスでは眠気が飛んでしまうほどワクワクしていて、仕事のあとでも少しも疲れを感じませんでした。一方、帰りのバスでは、ライブ後の心地良い疲労感でバスが出発すると同時にバタンキュー。サービスエリアに立ち寄ったことすら記憶にないほど車内で熟睡。疲れはバスの中に置いて来るため、次の日の疲労感はゼロでした。若さゆえ体力が有り余っていたのかもしれません。
また、若いから疲労回復が早かったということもあるのでしょう。とにかく「楽しかった。また行こう!」という気持ちが、また明日への活力になっていました。そのため、そのころの私は2デイズのライブでも、後先考えることなくエントリーしていたのです。
ところが、40代に差し掛かろうという数年前からは、翌日以降への影響を考えて、安易にエントリーできなくなってしまいました。
ライブを楽しむため運動で体力増強!

このままでは大好きなハードロック系のライブが楽しめなくなると焦りを感じた私は、しまい込んでいたランニングマシンを活用することに。毎日40分ほど歩いていましたが、元来、運動嫌いで面倒くさがりの私です。ランニングマシンでのウォーキングは1年で終わりを告げました。
しかし、たった1年でも体力が養われたのか、1日歩き回っても以前ほどの疲労感はなく、階段を駆け上がっても息が上がらなくなりました。
ウォーキング断念後、体力持続を目指し、仲間と一緒に通えて運動苦手でも取り組めそうなヨガに通い始めました。ただ、その教室には45歳までという年齢制限の壁があり通えたのは2年のみ。しかしその間にパワーヨガにも初挑戦し、最初はキツくてできなかった動きができるようになったことがうれしかったです。
また、「同期のサクラ」というドラマの主人公が毎朝スクワットをしているのを見て、私も始めました。毎朝50回のスクワットを3年間継続中です。私の場合は一般的なスクワットとそれより足を開いておこなう四股スクワットを組み合わせています。「体力をつけてライブを楽しむ」と心に唱えながらおこない、今ではルーティン化しています。