10カ月ほど前、シャンプーを刺激が少なく髪や頭皮にやさしいアミノ酸系に、トリートメントを洗い流さないものに変えました。そのかいあって、パサツキやうねりが少し改善。しかし喜んだのもつかの間、半年ほどでまたパサツキがひどくなり、ゴワゴワした髪に逆戻りしてしまいました。
しばらくは「どうして?」と思い悩んでいましたが、「なんとかしたい!」とまた新たな改善策を探すことにしたのです。
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半信半疑で湯シャンを試してみてびっくり!
正直、もう髪にとって何が良くて何がいけないのかもわからなくなっていました。何か良い方法はないかとわらにもすがる思いで、「ウーマンカレンダー」の髪のお悩み体験談に目を通していたときでした。私はその中でも「湯シャン」の体験談に興味を持ちました。
それは、ブラッシングをしてお湯で洗うだけというものだったのです。本当にシャンプーもリンスもしなくて大丈夫なの!? と半信半疑でしたが、お金もかからないし、合わなければやめれば良いしと、軽い気持ちで始めることにしたのです。
湯シャン1日目。なんだかスッキリ感が感じられず、「本当に大丈夫?」と不安になりました。洗い流さないトリートメントをつけてドライヤーで乾かしましたが、変化は見られません。2日、3日と続けるものの、大した変化もなく5日が経過。いつも通り湯シャンをして髪を乾かすと、なんだかしっとり落ち着いているのです。鏡越しに見ると明らかにいつもよりうねりも少なく、ボリュームも落ち着いていてまとまっているという感じでした。
まさか湯シャンでここまでになるとは思ってもみなかったのでびっくり!!
エッセンシャルオイルでパサつきが改善!
ちょうど湯シャンの効果を感じ始めたころ、子どもの体調不良でアロマセラピストの友人からキャリアオイルで希釈したエッセンシャルオイルを勧められました。エッセンシャルオイルとは精油とも言われ、植物の花や葉、樹皮、果皮、果実、木部、根、種子、樹脂などから抽出したもの。キャリアオイルとは植物油のことです。エッセンシャルオイルはさまざまな成分が凝縮されているため、原液を直接肌に塗ると刺激が強く希釈する必要があります。今回は子どもの肌に使うものということで、天然成分100%で希釈済みのオイルを購入することにしました。
帰宅後、店でもらった説明書に何げなく目を通してビックリ! “髪にも使えます。パサツキが気になる毛先の保湿や髪の広がりを抑えてまとまりを良くしたいときにおすすめ”と書かれているではありませんか! 髪に悩んで湯シャンを試していたところだった私は、思わず「えっ!! 髪にも使えるの?」と驚きました。
早速、オイルを髪に使ってみることに。湯シャンをしてタオルドライをしたあと、キャリアオイルで希釈したエッセンシャルオイルを毛先に塗り、ドライヤーで乾かしました。すると、ビックリするくらい、しっとりまとまっているのです! うれしさのあまり思わず髪を触りまくりました。
しかも私が1番好きなラベンダーのエッセンシャルオイルを使用していたので、女子力が一気に上がったような気分です。また、ほのかな香りに包まれると心が落ち着き、スーッと眠りにつけるようになりました。
それからも毎日湯シャンを続け、シャンプーとリンスは5日に1回だけに。始めて3週間がたったころには、湯シャンにもすっかり慣れ、不快感もまったくなくなりました。またうれしいことに、ひどかった抜け毛も少し減ったような気がします。
まとめ
調べてみると、キャリアオイルは熱や紫外線ダメージから髪を守ってくれたり、ハリ・コシを与えたり、白髪の抑制効果があったりと、種類によっていろいろな効果があるようです。またエッセンシャルオイルにも髪の保湿や強化などさまざまな効果があるようですし、なんといっても香りによって気持ちがリラックスできたことがよかったです。おかげで睡眠をしっかり取ることができるようになりました。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大により、髪にもウイルスが付着するのではないかと思い、外出した日はシャンプーをしています。なので、湯シャンは少しお休みといった感じですが、無理のない範囲で続けていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)
美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。