2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。
右乳の全摘と同時再建の手術を受けるために準備を進めるこほこさん。CT撮影をしたり手術の説明を聞いたりする中で、こほこさんの胸にはさまざまな思いがあって……。
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私は「浸潤性小葉がん」の診断を受けました。右胸にがんがあり、部分切除は困難だったので全摘手術をすることになりました。そのとき、自家組織で乳房の再建手術を同時におこなうことも決まり、手術へ向けた検査を受けることに。
太ももの組織から再建することになったので、そのために形成外科にてCT撮影をおこないました。
CT撮影をおこなったのは、手術の3週間前。造影剤を注射した影響で、帰りがけにまたもや胃にムカムカが……。多少気持ち悪くなってしまうことにも、もう慣れました。
翌週、CTで撮影した太ももの画像を見せてもらいに形成外科へ。
かねてより自分の太ももの脂肪の付き具合に興味があり、断面図を見て思わず感動……! なかなか下半身痩せできなかったので、脂肪の皆さんよろしくですよ! という気持ちに。
先生から「この血管は使えます」と画像をコマ送りで見せてもらいました。そういえば、形成外科を初めて受診したときのエコー検査で血管が〜と言われたことを思い出しました。とにかく血管につながるんだ、と新しい気付き。
左太ももの組織を使って右乳房の再建をすることに。左太ももがダメだった場合は右太ももから。それでもダメなときがごくまれにあるらしく、そのときは人工物での再建をお願いしました。絶対自家組織で再建したい! というわけでもありませんが、無事につながることを祈るばかり……。
その後、入退院の窓口へ寄り、看護師さんから入院の説明を聞いてアレルギーについてなどをお話しして帰宅しました。
入院の1週間前くらいにPCR検査を受けました。
防護服を着たスタッフの方が細長い棒のようなものを鼻の中へ……。「10秒我慢してくださいね」と言われた後、ゆっくりとカウントしながら鼻の奥をぐりぐりとこすられる。5秒くらいで限界がきて、目から自然と涙が出てしまいました。
入院する前に仕事で少し人が集まるイベントを担当していたのですが、感染予防のために当日は欠席しました。イベントの様子はZoomで眺めていました。半年かけて準備していたので悔しい気持ちを抱えつつも仕方ないと思うしかなく……。早くコロナが収まったらいいな。