乳がんの告知を受けてから、がんって気持ちを保つのが難しい病気なんだなと実感しました。緊張したり不安になったり……なるべく普段通り過ごせるように画策しました。
まずは乳がんを経験した方が今も元気に暮らしている体験談などを見たり読んだりして、きっとなんとかなる〜と信じてみたり。誰かと顔を合わせて仕事をしていると気が紛れたので、リモートワーク中だけどなるべく出勤できるようにしてもらいました。他にも、友人に会うときは何もなかった気に慣れたので、とにかく楽しもう! とそのときを過ごしたりしました。
ドキドキすることも多く、頭が回らなくなってしまうこともありました。何が正解っていうわけでもなく、素人の私にわかることは少ないので早く入院して先に進みたいという気持ちが強かったです。
入院まで秒読みになったある日。この日は休暇前最後の出社日でした。夕方になったとき、近くの部署の人たちが私の周りに集まってきて……一体何事かと思いました。
すると、寄せ書きとお花をいただきました。良い仲間がいてありがたい、早く病気を治して復帰したいなと思いました。
休暇は入院2週間、自宅療養2週間の4週間で想定していました。ただ、手術後の病理検査結果や治療方法、自分の回復力によって期間は変わると思っていました。なので、ひとまず1カ月以上はお休みしますと伝えました。が、結局2カ月になりそうです。
ー--------------
治療のために仕事をお休みすることになったこほこさん。寄せ書きやお花を渡してくれるなんて温かくてすてきな職場ですよね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)
美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。