
12歳で初潮を迎えてからずっと生理痛に悩まされてきました。学生のころも下腹部が重くて痛くて動けない! 起き上がれない! と学校を休む始末。おなかも緩くなり下痢気味になります。ただ市販の痛み止めを飲むだけで、自分にあった対処法もわからないまま……。1カ月に1回のつらい痛みとの戦いはこのころから始まっていました。
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温めたり体操したり、試行錯誤な日々

社会人になると痛くても休めないので産婦人科に相談に行ったのですが、そこで「子どもを産んだらラクになる体質だね」と言われたのが衝撃でした。31歳で出産後、産婦人科の先生の言う通り、多少はラクになりました。私の場合は出産で子宮が柔らかくなったので痛みが軽減されたようですが、個人差があるので変わらない人は大勢いると思います。
ただ、ラクになったとはいえ、生理の始まる前の鈍い腰の痛みと生理の始まりの重だるい下腹部の痛みは消えていません。おなかを冷やさないほうが良いと聞き、腹巻きをしたこともありましたが、あせもができて中止に。また、ヨガが良いと聞き、下腹に効くガス抜きのポーズや橋のポーズといった負担の少ないヨガを取り入れてみました。それでもまったく痛みがなくなることはないので、かばんの中には痛み止めが欠かせず、解決法を見いだせないまま時間が過ぎていきました。
漢方薬との出合い

私は頭痛持ちでもあるので、痛み止めの市販薬を長く愛用していました。同じ薬ばかり飲んでいるとだんだん効かなくなるので時々変えていたのですが、眠くなるのが悩みでした。何か良い薬はないかなあと思っていた矢先、風邪を引いたときに立ち寄った漢方薬のお店がその後の私を変えてくれました。
せきと喉の痛みが長引いていたのですが、病院の薬でも良くならず、わらにもすがる思いで飲んでみたのが漢方です。そのときは「麦門冬湯(バクモンドウトウ)」を処方していただいたのですが、不思議と苦さを感じることなく飲め、その上眠くならない! 問題のせきと喉の痛みも引いていき、漢方はすごい! と思いました。
そこで、生理痛の緩和にも漢方薬を試してみたいと思い、生理痛の症状を伝えて改めて処方してもらうことにしました。起き上がれないほどではないですが不快な腰痛と下腹部の鈍痛があること、生理日初日に冷えて手足が冷たくなることを改善したかったのです。