
40代になってから腰痛を感じることが多くなりました。痛いけど病院へ行くほどでもないと放置していたところ、ある朝ベッドから起き上がるときに強い痛みが……。ぎっくり腰かもと思い病院へ行きましたが、ぎっくり腰ではなく、意外な診断結果に驚きました。
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慢性的な腰痛から、強い痛みに
40代になってから、仕事中に腰が痛いと思うことが多くなりました。デスクワークなので、仕事中はパソコンの前に座りっぱなし。長時間座っているとだんだん腰が痛くなります。座り仕事の後、立ち上がるときには腰を伸ばしづらく感じ、痛いと思うことがよくありました。
毎日のように腰が痛いと感じる日々が半年以上続いていました。でも周りにも腰が痛いと言っている人はたくさんいるし、病院へ行くほどではないとそのまま放置。しかし、ある朝起きようとすると腰にかなり強い痛みが……。ベッドから起き上がるいつもの動作が、腰が痛くてなかなかできません。
なんとか起き上がりましたが、立ったり座ったりするのがとてもつらく、トイレで便座に座るのもスローモーションのように時間をかけないとできない状態。もしかしたらぎっくり腰かもと思い近所の整形外科を受診することにしました。
整形外科での診断結果
受診時は真っすぐに立っていられない状態でした。真っすぐ立とうとしても、腰が痛くて少し前かがみになってしまいます。また、正面から鏡を見たときに腰から上が右側に傾いていて、とても不自然な姿勢になっていました。整形外科へ行って腰が痛いことと真っすぐに立てないことを説明すると、レントゲン撮影をすることになりました。
レントゲン検査の結果、骨には異常なし。とても腰が痛いので、レントゲンで異常が出なかったことにびっくりしました。そして医師の診察の結果、腰周りの筋肉が右側だけ凝り固まっていることが判明。これが痛みの原因だったようです。ぎっくり腰かもと思っていたので拍子抜けでした。右側の筋肉が硬くなり、伸びにくくなっているせいで真っすぐ立てなかったようです。
特に腰の右側の筋肉を酷使した自覚はなかったので意外でした。診察してくれた医師によれば、長時間座っていることも腰の筋肉に負担をかけるので腰痛の原因になるそうです。また、右側だけ筋肉が硬くなっていたのは、右側で物を持つことや、姿勢の癖などによって右の筋肉に疲労が蓄積したせいではないかと指摘されました。
私はパソコンのモニターを2画面にして仕事をしていますが、当時はモニターを正面と右側に並べて置いていました。そのため、上半身を右に向けることが多く、それが原因の1つだったのかもしれません。また、いつも右肩にバッグをかけていたので、それも良くなかったのかもしれないと思いました。