
コロナ禍の真っただ中、転職を余儀なくされた厳しい現実に直面。これからどうしようと不安だらけの日々の中、同年代の友人の田舎移住の選択に感化され、53歳で地域協力として田舎移住を決意。
ただし、地域に溶け込むことが仕事のはずが、知り合いがまったくいない限界集落(人口の50%以上が65歳以上を占める集落)では完全なよそ者で、地域の風習も理解していないまま生活を単身スタートさせました。そんな私が、移住者の目線で田舎暮らしを成功させる心得をお伝えします。
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最初は田舎の密な人間関係にへきえきしたけれど…


心得1.自分軸を持つ
友人に感化され、「エイヤッ」と飛び込んだ田舎暮らし。今まで都会の生活しか知らず、また、将来的に田舎暮らしでどうしていくかの目標もあいまいなままでしたが、地域おこし協力隊の仕事につき、単身移住してしまった私。田舎は人間関係が密で面倒くさいと言われるように、隣近所とはほぼ親戚のような付き合いがあり、人の外出状況までも筒抜けになってしまう状態に、最初はかなりへきえきしました。
ただ、せっかくの移住ですし、この先長く住むことを考えると、なんとか状況を楽しむしかないと決意。そのためには、周囲に振り回されない「自分軸」を持ち、田舎移住で「自分はどうしたいのか」「どうありたいのか」という目的をもって行動することの大切さを実感しました。
田舎では、何かといろいろ言われる環境があることは否めません。まして都会からのよそ者は、田舎の高齢者には半分エイリアンみたいな人間に映ることもあるようです。しかしせっかくの田舎移住、周囲の意見や考えに振り回されないよう、挫けそうなときは、「自分は何をしに田舎に来たのか」の自分軸を頼りに生活しています。