病院を受診した結果…
市内にある甲状腺の専門医がいる病院をネットで探し、とある病院に行き着きました。そこで「テレビを見ていて自分が橋本病なんじゃないかと思い来院した」と伝え、医師の診察を受けました。
このときの自覚症状として、たまに体が鉛のようにだるくて布団から起き上がれないことがありました。医師と話をしている中でそのことが決め手となり、血液検査で甲状腺ホルモンの数値を調べてもらうことになりました。
その結果、やはり私が橋本病であることが判明。「チラージン」というホルモン剤の薬を飲み、甲状腺ホルモンを補う治療が始まりました。
薬でこれまでの症状が激変!
チラージンを飲むようになってからは、自分の体が良いほうへ変化していくのを実感しました。
まずは起き上がれないほどのだるさが一切なくなり、何となく動きが軽やかに! これはすぐに改善したので「薬でこんなに違うんだ! 」と驚きました。
それから平熱が35度台だった私の体温が、36度後半まで上昇しました。私の低体温は橋本病のせいだったようです。気のせいか風邪も引きにくくなったような気がします。
また、長年私は生理不順で、生理の間隔が2カ月ほど空くことがよくあったのですが、チラージンを飲み始めてからはおよそ28日周期で規則的に来るようになりました。
まさか生理不順まで橋本病が関係していたとは……!
まとめ
私が感じた橋本病による不調は、40代、50代の女性ならきっと1度は感じたことがあるようなものだと思います。それを私は「年齢のせいだ」「疲れているからだ」と思い込み、テレビ番組を見るまで病気のせいだとまったく思いませんでした。薬を飲んで以降、私の体調は上向きです。これからも自分のために治療を続けていきます。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。
マンガ/へそ