
40代後半からイライラすることが増えた私。最初は、疲れがたまった精神疲労だと深くは考えずにいましたが、だんだんささいなことでいら立つ日々が増えるばかり。特に仕事中の人的ミスにイライラが募り、周囲に当たってしまうこともしばしばありました。
このままではダメだと思い、アロマテラピーや針治療を実践してみましたが、行き着いた先は、考え方と生活習慣を変えること。実際、私が実践して効果があった超簡単なイライラ解消法を紹介します。
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「肺活」で自律神経を整えイライラ解消

肩凝りから来る頭痛に悩まされ針治療に通院したとき、「呼吸が浅いせいで免疫力が下がっている」と言われました。さらに、呼吸が浅いせいで自律神経が乱れがちになり、イライラが増えて、それが肩凝りの原因につながっているとの指摘もありました。
深い呼吸を心がけるようにアドバイスを受け、その後、実践したのが「肺活トレーニング」です。鼻から息を吸って口から2倍のスピードで息を吐くだけの簡単トレーニングで、朝晩の気が向いたときに1日数回実行しました。深く呼吸することにより自律神経が整うとのことで、精神が落ち着き、深い眠りにつけるようになったことは大きな収穫でした。
その他に肺活で心がけたことは、猫背を改善するために意識的に背筋を伸ばすことや、イライラしたときに深呼吸をして気を静めるなど、誰にでもできる簡単なことばかりです。その後、肺活トレーニングのおかげで、生活のイライラは少しずつ改善された気がします。イライラしたときに深呼吸して一拍置くことで、周囲とのコミュニケーションは断然良くなりました。
イライラがMAXになる前に吐き出す

50歳を過ぎて仕事の責任が増え、周囲に弱音を吐けずにどうしても我慢してしまうことがあり、自分の中で消化不良を起こしてしまうことが多くなりました。そんなときに、更年期による体調不良も重なり、仕事や生活のイライラで息が詰まりそうな時期がありました。
どうにもならなくなり同年代の女友だちに相談したところ、友だちが実践しているストレス解消法を教えてもらい、試しにおこなってみました。それは、自分の中のマイナス要素を手紙に書き出し封をするという、手紙セラピーです。方法はいたって簡単で、とにかく自分の中にあるストレスや思いを紙にひたすら書き出すだけです。マイナス感情を言語化することでイライラが整理されて、自分を見つめ直すことができました。
今でも、イライラがマックスになる前に、定期的にストレス要因を紙に書き出してそのまま封印しています。それを机の引き出しにしまって、気持ちが整理された1カ月後あたりに見返したりしています。そうすることで、自分のストレスとうまく付き合っています。