順調に見えたがフタを開けてみると…
同居開始当初は夫もルールを守り、ごみ捨てなども率先してやってくれて、トラブルなく生活ができていました。私も「あれほど心配していたけれど、夫もルールを守ってくれているし、やればできるんだな」と夫に感心していたのもつかの間。だんだんと夫の本性が出始めてきたのです。
あれほど口酸っぱく約束したルールも喉元過ぎればなんとやら……。次第にルールを守らなくなり、義両親のやさしさに甘えきる姿が目立つようになりました!
「あれ取って」 「これやって」 「なんか食べたい」 など自分で動けばできるようなちょっとしたことも義両親にお願いし、自分はスマホをいじってゴロゴロ。甘えきって自立できていない夫を見るとイライラが止まらず……。「それぐらい自分でやれば?」 と、つい義両親の前で強く言ってしまうこともあります。
これでは夫は実家にいたときと何も変わらず、だんだんと「私が夫の実家に居候しているみたいで嫌だ……居心地が悪すぎる。そもそも、最初に交わした約束は何だったんだろう?」 と不信感と不満が募るようになりました。
この先のことを考えると
夫が義両親に甘えるのは3人目の子どもが生まれても相変わらずで、「子どもとアパートを借りて別居をしたほうがマシ……夫が義両親から離れられないなら、そもそも離婚したほうがいいかも」 などと、別居や離婚までを考えてしまうほど、嫌気がさしていました。
実際に我慢の限界が来たときには、「同居する前に約束したよね? 何で、自分でできないの?」「家主として、父親としての自覚はあるの? いつまでも親に甘えないで!」 と訴えたりもしました。
相当我慢していたことが伝わったのか、そのときばかりは夫も反省。きちんと謝罪もしてくれて、翌日から約束を守ってくれるよう努力していました。ただし、それが続くのはほんの数日だけ。時間がたてばまた同じような状況に戻り、また私に我慢の限界がきての繰り返し……。
今はまだ義両親も元気ですが、いざ介護が必要となったとき、夫を頼れる気がしません。そして、いつかは義両親とも別れのときが来ることも避けられない事実です。
まだ義両親から自立しきっていない夫を見ると、実際に義両親が亡くなったときに果たして夫は一家の主として、そもそも父親としてしっかりとしてくれるのか……。そんな姿もまったく想像が付かず今から不安です。
これからも夫に「しっかりして!」 と言い続けるしかないのかなと思うと、正直うんざりしてしまいます。
まとめ
もっと強く同居に反対していれば、もっときちんとしたルールを決めておけばよかった、と後悔する部分が多々あるのも事実です。しかし、義両親には助けられている面もたくさんあるので、100%同居が失敗だったとは思っていません。これからは、まず夫のかじ取りのじょうずな方法を見つけていくところから歩み寄っていこうかなと思っています。
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