
ダイエット中、間食は“厳禁”と思いがちですが、実はそうでもありません。空腹を我慢するほうが、ダイエットには良くないそうです。ただし甘い物を考えなしに食べるのは、さすがにNG。そこで、我慢し過ぎずじょうずに間食をとりながらダイエットを続ける方法を、産婦人科医の善方裕美先生に聞きました。食べる物、食べる時間を考えてストレスフリーでダイエットをしませんか。
教えてくれたのは…
監修/善方 裕美 先生(よしかた産婦人科院長)
横浜市立大学産婦人科 客員准教授。日本産婦人科学会専門医。女性ヘルスケア専門医。日本骨粗しょう症学会認定医・評議員。約30年にわたって多くの悩める更年期女性と向き合い、更年期障害についてカウンセリング、HRT(ホルモン補充療法)、漢方薬、食事、運動、代替医療など多方面のアプローチで治療をおこなう。著書『最新版 だって更年期なんだもーん 治療編』(主婦の友社)。
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甘い間食は午後の2~3時に

ダイエット中であっても甘い物を食べたくなることはあるでしょう。そんなときは午後2~3時に食べるのがおすすめです。
この時間帯は、脂肪を蓄積する働きをする「BMAL1」というたんぱく質の分泌量が減り最も太りにくいため、ダイエットのゴールデンタイムです。
食事で足りない栄養を間食でとる

実はダイエット中でも空腹状態はあまり良くありません。空腹状態に慣れてしまうと、体が省エネモードに入り基礎代謝が落ちることにつながるからです。また、空腹状態で食事をすると、血糖値が急激に上昇しやすいので脂肪をため込みやすくなります。小腹がすいたと感じたら、適度な間食をするほうが良いのです。
ただ、基本的に間食は甘い物ではなく、不足しがちの栄養素を補うものと考えて。普段の食事で不足しがちなビタミンやミネラル、たんぱく質、食物繊維をとるようにしましょう。