子どもが生まれてからセックスレスに。レスを解消することができたきっかけとは【体験談】
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体に不調が出てから、病名がわかるまで長くとにかく不安でしんどかったです。しかし、症状の原因がわかったときはホッとした気持ちが大きかったです。
それから、今後どんな治療をしていくか、どう病気と付き合っていくかを内科の先生と相談しました。
先生からは、橋本病だとホルモンの分泌が低下して妊娠しにくくなるので、第2子を考えているならチラージンというホルモンを補充する薬を飲むべきと告げられました。
私はすぐに妊娠は考えていなかったので、そのときは薬を処方してもらわないことに。今後妊活を始めるときには、産婦人科で橋本病と伝えれば薬を出してもらえると説明してもらえたので、とても安心しました。
橋本病の症状には、無気力、眠たい、ボーッとする、疲れやすいなどがありますが、今思えばどれも私に当てはまるものばかりでした。橋本病になるとうつ病になったと勘違いする人も多いそうですが、その理由がとてもよくわかります。
私は橋本病になってから、休みの日はほぼ外出せず、家で寝続けることが多くなりました。また、病気になる前より免疫が下がってしまったのか、子どもの風邪がうつってしまうことも多いです。
家事や育児がしんどいときもありますが、夫が積極的に手伝ってくれるので、本当に助かっています。原因がわからず不安だったときと比べたら、今は自分の不調の原因がわかっているだけでもずいぶんと気持ちがラクです。
橋本病は完治しないそうなので、今でも半年おきに血液検査をして、甲状腺機能を確認しながら病気と付き合っています。
橋本病は、男性よりも女性に多い自己免疫疾患だそうです。30~40代で発症しやすく、当時の私は年齢的にもちょうど当てはまっていました。原因不明のだるさや、メンタルの不調が続いたときはとても苦しかったですが、検査をすることで病気がわかって本当によかったです。私の場合はまだ第2子を考えていませんでしたが、妊娠にも影響するとなると、不調の原因が早くわかることは重要だと感じました。協力してくれる家族に感謝しながら、これからも病気とうまく付き合っていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
イラスト/おんたま
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