
更年期症状の改善のために取り組んでいたズンバエクササイズは、コロナ禍において家族全員が自宅待機となり、できなくなってしまいました。買い物以外は1日中家族で一緒に過ごす生活となり、楽しみはみんなで食事をすることだけ。更年期の症状がひどくなるのではないかという不安もありました。
そこで、自分なりに考えておこなったあることでダイエットにもなった体験談をお話しします。
★関連記事:「おしりが大きくなり、洋服が着れないように…」1年間スクワットを続けた結果…【体験談】
家族みんなの楽しみは食事だけ
今まで夫も私もフルタイムで働いていたので、顔を合わせるのは休みのときだけでした。子どもたちも塾や学校行事、または遊びなどでほとんど家にいることはありません。そのため、新型コロナウイルスの影響による突然の在宅勤務と子どもたちの自宅学習によりストレスが増してしまい、食欲を加速させてしまいました。
在宅での仕事に加えて家事と子どもたちの世話。子どもたちが自分たちのことをひとりでできる年齢になったとはいえ、ごはんも作れない子どもたちと、家事は苦手で自宅にいても何もできない夫との生活での楽しみは、食事を作ることと食べることだけでした。
夫や子どもたちも外に出られないストレスか食欲が増し、今まで残っていたおかずなども残らないようになってしまうほど。毎食どうせ作るならばと自分の好きなおかずや夫・子どもの好きなおかずなど食卓に並べていたら、あっという間に家族全員がふっくらしてきました。
家族がそろうとズンバエクササイズも困難に
私の場合、ホットフラッシュや不安定な感情などの更年期障害の症状緩和に効果的だったため、ズンバエクササイズをおこなっていました。それだけでなく、ズンバエクササイズは体形維持やストレス解消にもかなり役に立ちます。今までは自分の好きな時間に楽しんでおこなっていましたが、家族全員が一緒にいると、それをおこなうのもひと苦労でした。
まずは音。決して騒音になるほどの音量ではないのですが、夫や子どもに気をつかうためイヤホンをしておこなうことに。しかし、汗をかいてくると耳の中に汗が流れてきて取れやすくなってしまい、何度も付け直す必要がありました。次に家族の視線。すでに夫や子どもに恥じらいなど感じる年齢ではないのですが、じっと見られていたり笑われたりすると、それが不快感やプレッシャーになりストレスを感じました。
そのほかにも、途中で話しかけられたり一緒にやると言われて思うように動けなかったりして、徐々にズンバエクササイズから遠のいてしまいました。そうしているうちにエクササイズの回数が減り、その代わりに間食や食事の量が増えてきました。そこで家族を集めて健康的な生活について話し合いをしました。というのも実は、私は健康よりも更年期障害の症状が悪化するのを恐れていたからです。