
笑顔は、世界の共通言語。幼いころから親にそう教えられており、嫌なことがあっても「ま、いっか」と思える明るい性格だったのに、40代に入ってから納得のいかないことがあるといつまでもイライラして気持ちの切り替えがなかなできなくなってしまいました。得意だったはずの感情のコントロールが、なぜできなくなってしまったの? 今の私をちゃんと知って直していきたい。
そう考えるようになった矢先、仕事先で話題にのぼり偶然知った「自費のホルモン検査」を思い切って受けたことで症状が改善した話です。
★関連記事:「知っておきたい!」女性ホルモン検査で何がわかる?閉経の時期はわかるの?【医師が回答】
私が「すぐ怒るし、怒ると長い人」!?


怒りの炎がなかなか消えない日々
少し前の話になりますが、家族と食事中にその日あった出来事を話していたときのことです。「レジ待ちの列にしれっと横入りしてきたおじさんと、横入りをちゃんと見ないでレジに通した店員に腹が立つ」とプンプンしながら話していたら、高校生の娘に「なんだ、だからかあ」と言われました。
聞くと、私が帰ってきてからずっとイライラしていたから、どうしたのかなと思って近づかないようにしていたと言われたのです。言われてみると、たしかにちょっとしたことにイラっとしていたような。そう思い至ったところで、追い打ちをかけるかのように、「お母さんて、一度怒ると長いよね」という胸に刺ささる娘のつぶやきが。
それを聞いて、ハッとしました。幼いころからずっと「とにかく明るい」「怒っても次の日にはケロッとしている」と言われ、自分でもそのように認識していた性格が、いつの間にか「すぐに怒るし、怒ると長い人」に変わっていたのです。「三つ子の魂百まで」は一体どこへ?
冷静に考えると、笑うことより怒ることや小言を言っていることのほうが圧倒的に多い日々。もしかして、これが大人になるってこと? いやいや、にこにこ笑っている大人だってたくさんいる。ということは、私に何か問題があるのかもしれない。そう自覚したあとに、「本当にこのままでいいの?」という心の声が聞こえてきました。