子どもたちの参観日に、妻とは別々に参加した勇気。
4年生の次女の教室をのぞくと、次女が自分に気付いたので手を振ります。しかし、次女の席の後方に立っていた妻が勇気の存在に気付いたとき、戦慄(せんりつ)が走ります。
妻は勇気に、敵を見るような、冷たい視線を向けていたのです……。
勇気は妻に話しかけようとしますが、それを許さない空気が彼女の周りを支配しているようでした。授業が終わると、そこでまた別の保護者に声をかけられます。
「いいですね! 夫婦で参加できて〜。うらやましいわ」
妻の様子が気になり世間話ではなかったが、彼女との世間話に付き合っている間に、妻は早足に立ち去ってしまいます。ようやく解放され、妻を探す勇気。結局、妻も娘たちもすでに帰っていました。
もう、怒りという感情は湧かず、「虚しさ」しかありませんでした。そしてこの虚しさは、言葉では伝えらないほどのものでした。
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次女の教室で妻と目が合った勇気は、敵を見るような視線を向けられてしまいました。そんな雰囲気では、話しかけることも難しいですよね。なんとなく、次女も両親のよくない空気を感じ取っているようで、それも気になります。理由はどうであれ、妻の一方的な言動のせいで子どもたちまで巻き込まれているのは、やっぱり良くないですよね。
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