私たちは矯正治療を受ける上で、2つの条件を決めていました。まず、顔を劣化させたくないので、抜歯はしないということ。
それから、ワイヤー矯正の中でも目立ちにくいハーフリンガルという方法で歯列矯正をすること。ハーフリンガルは上の歯の裏側、下の歯の表側それぞれにワイヤーを通す治療法で、表に立つことの多い私たちにはぴったりの矯正方法でした。
T歯科を受診すると、個室に通されてやたらと低姿勢な先生が説明に来ました。
先生は私の歯の状態を見ると「いびきかくでしょ?」とひと言。どうやら顎の角度が小さくなると、歯並びが悪くなったり気道が狭まっていびきをかきやすくなるのだとか。
そして顎が小さく、歯が大きい私たちは歯をきれいに並べるスペースがないとのことで、上下2本ずつ抜歯をする可能性が……!
抜歯はしたくない! と強く希望していたのでまさかの展開にびっくり。
思わずポカーンと口が大きく開いてしまいました(笑)。
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抜歯をしたくないと思っていたにもかかわらず、歯を4本も抜歯しなくてはならない可能性が浮上したかなさん姉妹。早くも歯列矯正をする上での希望が叶わなくなってしまいそうな展開に……。抜歯の理由は顎に奥行きがない上に歯が大きく、歯を並べるスペースが確保できないからなのだとか。せっかくどういうふうに治療をしたいのか考えていたのに希望が叶わないなんて残念ですよね。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/古川雄亮先生
国立大学歯学部卒業後、歯学府博士課程において歯のエナメル質形成に関わる遺伝子研究をおこないつつ、バングラデシュなどのアジア諸国で口腔衛生に関連した国際歯科研究に従事。その他、スウェーデンのイエテボリー大学での研修を修了。大学病院の医員を経験した後、南米のボリビアにおいてボランティア団体の力を借り外来・訪問歯科診療に参加。 2019年にNature系の雑誌に研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」が公開。現在は歯科臨床に従事する傍ら、多くの企業からの依頼で、セミナーや学会取材、医療関連記事の監修・執筆、歯科医師国家試験模擬試験の校閲など、さまざまな分野で活動している。
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