発疹が落ち着いてきたかと思ったら…
手足口病の発疹は、特に治療法もなく落ち着くのを待つのみということだったため、時間経過とともに良くなるのを待つしかありませんでした。
しばらく安静に過ごしたことで徐々に発疹も落ち着き始めたので安心していると、今後は爪に異変が! 手の爪の一部が浮き、剥がれ始めたのです。
それも1本や2本ではなく6本も……。人生で初めての体験でした。痛みはなかったのですが、日に日に爪の剥がれ方がひどくなるため、恐怖すら感じていました。
このときは発疹も落ち着いてきていたので、手足口病とは関係はないと思い込んでしまい、次は皮膚科へ! 皮膚科に行くと、「最近、病気になったりしてないですか?」と近況を聞かれました。
そこで、最近まで手足口病にかかっていた経緯を説明したところ、「手足口病の後遺症で爪が剥がれている状態」とのことでした。
正直、手足口病で爪が剥がれてしまうことがあるという知識がなかったので、かなり衝撃的でした。発疹と同様、爪の症状も特に治療方法はなく、爪が再生するのを待つしかないとのこと。
皮膚科の受診から数カ月たった今も爪は完全には再生しておらず、気長に様子を見ながら待っています。しかし、手元は人の目につきやすいところなので、早く元通りになることを願うばかりです。
まとめ
子どもにはひどく現れなかった手足口病の症状。しかし、大人がもらってしまうと子どもよりも症状がひどくなってしまうこともあるのだと、身をもって体験した出来事でした。子どもが体調不良になると、どうしても看病などで親の抵抗力や体力も落ちてしまうこともあると思います。ですが、そんなときほど、親も子どもと一緒にしっかり休むことが必要なんだなと実感しました。
今回の手足口病のように、数カ月たった今でも後遺症に悩まされているケースもあるので、今後は今まで以上に自分の体調管理にも気を付けようと思っています。
取材・文/かしいまゆこ
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。