
毎朝、子どもを駅まで送ったらそのまま近所の公園に行って、2〜3kmのランニングをするのがここ数年の日課です。人に話すと「走れるなんてすごい!」と言っていただけるので、効果のほどを期待していましたが一向に痩せません。痩せないどころか体重は徐々に増加し、増減はあったものの走り始める前に比べてぎりぎり1~2kg減というところ。
痩せにくく太りやすいのは同世代のママ友たちとのおしゃべりでもよく話題にのぼりますが、運動しても糖質制限してもたいして痩せないなんて、かなり絶望的です。「もしかして運動の仕方が間違っている?」と思い、更年期に必要な運動について調べてみることにしました。
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ランニングを続けているのに痩せない理由
ここ数年、近所の公園でランニングをするのが日課になっています。木陰の道を走り抜けるのはリフレッシュできて欠かせない時間なのですが、最近やや体が重く感じます。気になって体重計に乗ってみたところ、最後に測ってから体重が2kgも増えていました。食事も気を付けているし、ずっと走り続けているのに……。何も努力していないならわかりますが、毎日走っているのになぜ? これはさすがにショックでした。
そこで、なんとか元の体重に戻そうと、まずはランニングでどれくらいカロリーを消費するのか、計測してみることに。すると、なんと100kcalにも満たなかったのです。100kcalがどれくらいかとネットで調べてみると、バナナ2/3本! 食パン8枚切り2/3枚! もう走るのをやめようかと思いました。
しかし、冷静になって考えてみると痩せないのは当たり前です。夕飯で白米を抜いていますが、その反動かしばしば甘い物が無性に食べたくなってケーキを食べたり、日常的に甘い物をつまんだり。完全にカロリーオーバーだったのです。
さて、どうするべきか。食事制限をもう一度頑張れば一時的にはまた痩せるかもしれませんが、根本的な解決にはなりそうもありません。そこで、ランニングはリフレッシュの時間と思うことにしました。その上で、さらに痩せるための運動を見つけて、毎日の日課に取り入れてみることにしたのです。
痩せるために必要な運動とは?
そもそも若いころはすぐ痩せたのに、なぜ40歳を過ぎたころから痩せづらくなってしまったのか。まずは原因を調べてみました。更年期による女性ホルモンの変化が体重増加に影響しているようです。
閉経前後に脂質代謝を促す作用のある女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下し、いわゆるメタボになりやすい体へと変化していくそうです。加齢による筋肉や基礎代謝の減少も、痩せづらい原因の1つとのこと。さらに食事量を制限しても欧米型の食事や間食により摂取カロリーは変わらないという一文を見つけ、痩せない理由がよくわかりました。
そこで、ヨガインストラクターをしている友人に相談したところ、下半身を中心とした短時間の筋トレを提案されました。彼女がおすすめした運動は、1分間ずつのスクワット&プランクです。女性の筋肉量減少のピークは50代半ば。特に下半身の筋肉量が減少するため、そこを重点的に鍛えると基礎代謝を上げることになり、基礎代謝が上がれば体重が落ちやすくなるとのことで、早速、毎日続けてみることにしました。