
更年期の症状としてホットフラッシュやめまい、動機や不眠はよく知られていますが、手指のこわばりは自分が経験するまで知りませんでした。かなりショックでしたが、気を取り直して自分に良さそうな方法をいろいろ試したので、その体験をご紹介します。
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その日は突然やってきた

50歳のある朝、目覚めるとなぜか左手に違和感が……。目の前で手を確認すると、なんと小指だけ固まっていたのです。「え!? なんで?」指を曲げようとすると硬くなっていて曲げにくく、不安な気持ちを抑えて様子を観察すると、腫れ・痺れ・痛みなど他の症状はありません。右手で左手の小指をマッサージして力を入れると、ぎこちなくゆっくり動きました。
「何かの病気?」とドキドキしながらスマホで調べ、いくつか見つかった病名の他に、どうやら更年期に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下すると「手指のこわばり」が起こることがあるらしいとわかりました。
なんとなくこれが一番怪しいと思いつつ念のために内科で診療を受けると、「今のところリウマチではなさそうだし、最近更年期と手指や膝の関節炎との関係性がわかってきたので、しばらく様子を見ましょう」とのことでした。
それなら何か自分で症状をラクにできることを探してみよう!と考え、ネットで情報を集めてみることに。
アロママッサージやサプリを試してみる

まず最初は、夜寝る前に手を温めてアロママッサージを試しました。私はここ数年、南の国に在住しているので就寝時はエアコンを使用します。エアコンからの風が体の左側に少し当たるため、冷えからくる血行不良が原因の一つと考えたからです。
洗面器にお湯を張ってしばらく左手をつけて温め、血行を良くするといわれるスイートマジョラムやジンジャーなどの精油(アロマオイル)数滴をホホバオイルに混ぜてやさしくマッサージし、左手だけ手袋をはめて眠りました。翌朝は少し良くなった感があり、まずまずの結果です。
次に、指の症状や更年期に良さそうなサプリ・食品を試してみました。大豆に含まれる大豆イソフラボンがエストロゲンと似た働きをするというのは聞いたことがあるので、あまり大豆製品を食べない私はいつも少しだけ飲む豆乳の量を増やしてみました。そして、関節に良いといわれるグルコサミンとコンドロイチン、軟骨に多く含まれるというⅡ型コラーゲンの3種類含有のサプリを飲み始めました。1カ月続けた感想は、驚くほどではないけれど症状は少し良くなったと思います。ただお値段に対して期待するほどの違いは感じられず、サプリはそのうちやめてしまいました。