HIFU以外のシワ改善
糸リフトや注射が有効!
「小ジワには細胞を修復する働きのあるプラセンタ注射をおこないます。
また、表情ジワの治療にはボトックス注射を用います。
ボトックス注射はボツリヌストキシンという毒素が主成分の注射です。毒素と聞くと不安に思うかもしれませんが、治療用に薄めてあるので安全性は確保されています。
副作用は赤みや腫れ、内出血などです。ボトックス注射では筋肉をまひさせるので、違和感を感じることもあります。
効果を持続させるには3〜5カ月に1度の注射が望ましいです」(中村先生)
糸リフトはどのようなシワへの治療法なのでしょうか?
「糸リフトはたるみジワじわへの治療法です。小さなとげがついた糸を髪の生え際付近から挿入して皮膚を引き上げます。
引き上げると皮膚が余ってしまうことがありますので、糸を入れる場所を調整し、頭や首のほうへ余った皮膚を流す必要があります。そういった見た目の整え方は医師の腕次第です。
糸リフトをした後は自分の中で少し違和感を感じるくらいで、相手が見てわかるくらい表情が変わるようなことはありません。ただ、糸の強さや種類によっては一時的に口が開きにくくなるなど、ちょっとした変化が出ることがあります。
40〜50代の方だと平均で場所はさまざまですが片方に4〜5本、左右合わせて10本くらい糸を入れる方が多いですね」(中村先生)
糸リフトの糸には溶けるものと溶けないものがありますよね。
「溶けない糸の効果はもって2年程度です。溶ける糸だと1年前後ですが、効果が短い分そのときの顔の状態に合わせて糸を入れ直すことができます。
もちろん、溶けない糸でも何度も糸を入れることはできますが、基本的に糸は取り出さないので顔の中に残ったままということになります。役割を終えた糸が何本もある中で、もし顔にけがをしてしまったら雑菌の温床になることだってあります。
じゃあ糸を取りましょう、となれば顔の皮膚を少し切って糸があるであろう場所を探って、探し出さなければなりません。
溶けない糸でも効果は十分に得られますが、長い目で見ると溶ける糸のほうがいいと私は思っています」(中村先生)
まとめ
糸リフトやボトックス注射は1本から施術を受けることができるのだそう。シワが気になるという方は、美容医療の力を借りてシワ改善をしてみてはいかがでしょうか?
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※妊娠中はホルモンバランスの影響で皮膚が敏感になり、肌トラブルが起こりやすい状態になっています。また、体の変化も激しい期間なので治療は控えましょう。