これも乳がんの症状なの?
一般的な乳がんの初期症状に加え、Megさんは以下の5つの症状も感じていたそうです。
・生理不順
・すぐに風邪を引いてしまう
・平熱が34~35度台と低い
・よく熱が出る
・常に胃の調子が悪い
Megさんは生理不順だったものの、病院では異常なしと診断されていたそう。低用量ピルを飲んでも2カ月に1回、ひどいときには半年に1回しか生理が来なかったそうです。
ようやく生理が来たと思っても、経血量は極端に少なく、痛みだけがひどいという特徴があったのだとか。
また、平熱がいつもより低くなるという症状もあったそうで、常に35度台、ひどいときは34度台まで下がることもあったのだとか。平熱が下がっていたことで、Megさんは日常的に冷えやむくみに悩まされていたそうです。
がん摘出の手術をしてからは平熱が36度台に戻ったそうなので、平熱が下がっていたことも乳がんと関係していたのではないかと思ったそうです。
さらに体調不良になりやすいという症状も顕著(けんちょ)になっていたそう。1年を通してよく熱を出したり、体調を崩したりしていて、体調が良くなってもまたすぐ発熱したりしていたそうです。
常に気分が悪い状態が続くことも多く、ちょっとしたことで胃が痛くなったり、毎日のように吐くことが続いたりしていたのだとか……。
36歳でがんを告知されるまでの10年間、謎の体調不良が続いていたMegさん。さまざまな病院で診てもらうも原因はわからないままでしたが、がんを告知されて初めてすべてがつながったそうです。
実際に主治医に聞いてみても、どの症状も乳がんとの関連性を否定はできないと言われ、Megさんはこれまで感じていた症状は乳がんが原因だったのではないかと思っています。
まとめ
Megさんが感じた乳がんの初期症状を9個ご紹介しました。乳がんを発症した今、振り返ってみると体からさまざまなSOSが出ていたようですね。乳がんは他のがんと比べると比較的見つけやすく、早期発見だと10年後の生存率は90%以上ともいわれています。今回のMegさんの実体験の内容を参考に、少しでも気になる症状が見られる方は早めに病院への受診を検討してみてはいかがでしょうか。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
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画像提供・協力/Meg