30代後半に差しかかったころから頭の薄さが気になりだした夫。日に日に後退していく生え際と、薄くなる頭頂部を毎朝三面鏡でチェックするのが日課になっていきました。そんなある日、夫は発毛・育毛に効果的な薬があることを友人の美容師から聞いたそうです。そして、実際に服用している友人に会ってびっくり仰天! 夫が飲み始めた結果、驚きの展開に……。
★関連記事:勘違いで育毛剤デビュー!? 髪のパサつきと抜け毛が気になっていた私が手に入れたもの
突然、丸刈りにしていた夫
私たちが付き合いだした20代前半のころは髪がふさふさだった夫も、30代半ばを過ぎたあたりから徐々に髪の毛が薄くなってきました。お風呂の排水ネットに髪の毛がたまりやすくなったり、洗面所の床に短い髪の毛がたくさん落ちていたりということが目立つように。
夫は月日がたつにつれて明らかに薄くなっていく頭を気にして、パーマをかけてボリュームを出したり、分け目を変えて隠したりするようになったのです。
そんな日々を過ごしていたあるとき、夫は転職することに決めます。入社前に何度か転職先の方と会い、会社についての説明を聞いていたようですが、髪形についての説明は特にされなかったそうです。
髪形の指定がないと知った夫は、それから私に「俺が丸刈りにしたら嫌だ?」と聞いてきたり、「頭、そろうかな……」とぶつぶつ言ったりしていました。
そんな夫を見て、どうせ口だけだろうと思った私は「さすがに丸刈りはやめたほうがいいんじゃない?」とやんわり反対した程度でした。
しかし、ある日私が仕事から帰宅したら、夫は本当に丸刈りにしていたのです! びっくりした私が「なんで丸刈りにしたの!?」と聞くと、「隠すのが面倒だし、転職するから心機一転と思って……」とひと言。
話を聞くと、わざわざバリカンを買いに行って自ら丸刈りにしたそうです。初めて見る夫の丸刈り姿に正直驚きましたが、本人がそれで満足なら別にいいかと思うようにしました。
まさかの「丸刈り禁止」
丸刈りにしてから数日後、夫は初出勤の日を迎えました。そして、帰宅してきた夫に「初出勤どうだった?」と聞くと、「丸刈り、だめだったらしい……」と落ち込んだ様子で言ってきたのです。
「え!? なんて言われたの?」と事の経緯を聞いたところ、上司から「あれ? 丸刈りじゃなかったよね? そったの?」と言われ「薄毛が気になったので思いきって丸刈りにしました」と答えたそう。
すると上司から「ごめんね、実はうちの会社は丸刈り禁止なんだよ」と言われ、夫は一気に血の気が引いたそうです。「こっちの説明不足が原因だから大丈夫!」と言っていただけたそうで、その場は収まったとのこと。
たしかに会社からの説明はなかったようでしたが、だからといって確認もせずに突然丸刈りにする夫の見切り発車ぶりに正直あきれました。まさかの事態に、夫自身も「確認するべきだった」と反省していました。
結局髪を伸ばさなければいけなくなった夫は、薄毛を改善できる方法は何かないかと美容師の友人に相談しました。すると「ミノキシジル」という成分を含む薬が薄毛に効果的だと聞いたそうです。
その友人いわく、実際にミノキシジルを服用しているお客様も、髪の毛の量が劇的に増えたのだとか。夫はミノキシジルに興味を持ったようですが、半信半疑でなかなか手を出せずにいました。