資料が届いた先は…
タカダ社長の元にお茶を運んでいたパニ子の耳に届いたのは、ルナの悲鳴でした。どうやら、ルナがメールで送ったはずの資料が高田社長に届いていないとのこと。
ルナはそんなはずはないとメールの画面をタカダ社長に見せました。すると「このアカウントとアドレスは偽物です」とタカダ社長がひと言。
実はタカダ社長はSNSで有名な人で、なりすましアカウントが多数ありました。パニ子はルナにそのことも伝えていましたが、ルナが聞いていなかったことでなりすましアカウントに記載されているアドレスにメールを送ってしまったようでした。
タカダ社長は「うちの会社の情報が載った資料を送ったということですか? 外部にうちの会社の情報を漏らすだなんて……大問題ですよ!?」と怒りました。タカダ社長は、ルナを信用できないので取引はできないと一喝。
タカダ社長が知り合いの社長にこの件について話をしたところ、会社の信用はガタ落ち! そして数カ月後に倒産してしまったのでした。
パニ子はクビになったので担当を外れることをタカダ社長に伝えたところ、タカダグループで働かないかと誘われ、今ではバリバリと働いているのだそうです。
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ルナのためを思って指導していたパニ子でしたが、結局受け入れてもらえず会社は倒産することに。自分で調べることももちろん大切ですが、上司からの指導を受け入れることも大切ですよね。