
40歳を迎えたころ、以前はすんなりはけていたデニムのパンツが少しきつく感じるようになりました。体重は変わってないけれど、おしりの部分に何か違和感。ふと鏡に映った自分の後ろ姿を見て……あれ? おしりが四角い? しかも垂れている!? 丸かったはずおしりが、四角いロボットのような形に。「これはもしや加齢によるおばさん体形の始まりでは?」と思い、四角い垂れじりをなんとかすべくいろいろな方法を試してみました。
ガードルでホールドして美じりを目指す

とにかく手っ取り早く四角い垂れじりをなんとかしたかった私は、おしりの肉を引き上げる効果がありそうなガードルをはいてみました。一瞬で美じりを手に入れたいという思いだったのです。
実際にはいてみると、垂れていたおしりの肉がガードルのホールド力によりキュッと引き上がりました。その後、きつくなったデニムのパンツをはくと、すんなり入って「やった!! お悩み即解決」と感激。しかし、それはつかの間の喜びでした。時間がたつにつれて徐々にガードルから肉が逃げ出し、1日の終わりには肉がガードルから大量にはみ出してムチムチ状態に……。私のおしりはガードルでは対処できないほど深刻な事態に陥っているのだと気付きました。
そこで、次なる策を検討。この垂れて四角くなったおしりを一時しのぎではない方法で美じりにするにはどうしたら良いかをネットで探してみました。
手軽なおしり歩きエクササイズに挑戦!

私が挑戦したのは、おしりで歩くだけの簡単エクササイズ。ヨガの先生に教えてもらい、より詳しく知るためにネットでも調べました。寝る前やテレビを見ながらおこなっています。
まずは両脚を前にそろえて、背筋を真っすぐに伸ばして座ります。次に、骨盤を押し出すようにしておしりを前後に動かしながら10歩ほど前進したら、今度はおしりで10歩ほどバックして元の場所に戻ります。これを1日に5往復ずつ毎日続けていたら1週間くらいで慣れてきたので、腕の振りをプラスすることにしました。このとき、前に動かす脚と同じ側の腕を振るように気を付けました。腕を振ることでさらにおしりの筋肉が刺激されますし、二の腕のシェイプアップにもなると思ったからです。
簡単で隙間時間にできそうと気軽な気持ちで始めたエクササイズでしたが、最初は1往復しただけでも結構疲れて、おしりが筋肉痛になりました。なので、エクササイズのあとはなるべく筋肉痛にならないで済むように、おしりをしっかりもみほぐすようにしました。
いろいろなおしりマッサージを実施!

四角い垂れじりが気になり出してから、おしりをよく触るようになりました。すると私のおしりの肉はとても硬く凝っていることを発見。「これはとにかくおしりの肉をもみほぐしてやわらかくしなきゃ」とマッサージに精を出しました。
まずは入浴中のおしりマッサージ。湯舟に浸かって手でもみもみマッサージしたり、シャワーの圧力でおしりを刺激したりしました。さらに入浴後は保湿効果のあるボディクリームを塗りながらマッサージしました。また、おしり専用のクリームという物が存在することを知ってからは、そのクリームを使って週に1回もみほぐすこともしました。
おしり専用のクリームには、入浴後に使ってひんやり引き締めるクールタイプ、入浴中に塗り5分待って洗い流す唐辛子エキスが配合されたホットタイプ、おしりの角質を取り除くための塩が配合されたタイプなどがありました。肌がやや敏感な私が使用しているのは、クールな引き締めタイプ。ネットで税抜き3800円で購入し、2~3カ月ほど使用できました。
他にも、テレビを見ている隙間時間を利用してゴルフボールをおしりにゴリゴリ当ててマッサージするのも気持ち良いです。入浴後のお肉がやわらかいときにおこなうと、より深くもみほぐされる感覚があります。
まとめ
簡単エクササイズとおしりの肉のマッサージを3週間毎日続けただけで、あれだけ四角く垂れ下がっていたおしりが丸みのあるキュッと引き上がった小じりに変身しました。手で触ってみただけでもおしりの形や肉の質感が変わったことを実感できるほどです。少しの時間でも、毎日おしりに触ることが美じりへの近道になりました。
後ろ姿が見違えるほどきれいになり、以前よりもパンツやスカートに余裕ができ、おしりと脚の境目もハッキリしたように思います。これから加齢が進むとますますおしりの筋肉が凝り固まり血行も悪くなりがちだと思うので、積極的にエクササイズやマッサージをして美じりをキープしていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)
美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。