
頭頂部からサイドを中心に白いものがちらほら。目視による白髪率は1割未満。プロに任せるにはちょっと足りず、かといって放置できるほど黒いわけでもなく。そんなどっちつかずのグレーなりかけヘアを救うのが市販の「白髪染め」。何をどう使えばいいのか? セルフ髪染め歴3年、紆余曲折を経て行き着いたアイテムを紹介します。
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白髪が少ないならセルフ染めも十分あり
表面から見てもわかるくらい白髪が増え始めたころ。いつもお願いしている美容師のSさんに、白髪染めをしたほうがいいか尋ねてみると、「本数が少なく前方にしかないから、自分で染めたほうがいいですよ」と思いがけない返答が!
Sさんいわく、染髪は後頭部など見えない部分をきれいに染めるのが難しく、前髪~サイドの少なめの白髪ならセルフでも染めやすいそう。
プロに頼むか否か、ちょうど悩ましい段階だったのですが、「自宅で試してみてうまくできないようなら美容院に来ては?」との言葉をもらってセルフ白髪染めを決意しました。私のヘアスタイルは30年ぐらいショート~ボブでストレート。伸ばしたことがないのでダメージは気にならず、髪色も黒。いわばセルフ染めしやすい状態でもありました。
白髪染めは捨てることまで考慮!
白髪染めは、主にワンプッシュで出てくるムースタイプとクリームタイプがあります。手軽にさっと塗布できる点ではムースタイプに軍配が上がりますが、白髪染めはゴミを捨てるまでが白髪染め。
だから自分が選ぶとき、着目するのは容器。使用後、処理しやすいかどうかを真っ先に考えると……ガス抜きが必要なエアゾール容器は残った毛染め料を全部出さないといけなかったりして、なかなか手間。事実、わが家には半端に余って3年ほどそのままになっている缶タイプの白髪染めが残っています。時がたつほど、中身を出す勇気は削られていき、目をそらし続けるしかありません。
その点でいくと、チューブのクリームタイプは処理がラク。特に私のように部分的に染めたい場合は小分けできるし、残量が目に見えるのでうまいこと使い切りしやすいのもメリット。なお乳液タイプはクリームよりも伸びがいいので、全体染めに適しているといいます。出始めの白髪をセルフ染めする場合はクリームタイプのほうが向いていそうです。