孫から届いた「ばあば、出てきちゃダメ」の震える声。かくれんぼ中の異変から孫を守った私の決断
現在50代の私は、息子夫婦の離婚をきっかけに、孫のB子(当時小学3年生)を息子と一緒に育てることになりました。離婚後しばらくして、B子の表情が暗かったり …
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大企業の営業マンとして妻子を養ってきた私。出世を目前としたタイミングで、重い病を患っていることが判明しました。ところが妻は私の看病を嫌がり、離婚を要求。父親思いの娘を引きずるようにして出て行ってしまったのです。しかしその後、衝撃の事実が発覚し……。
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来年度に昇格が決定した私。苦節十何年、ようやく努力が報われるのです。帰宅してすぐ妻にも報告したところ、開口一番「やったじゃない! なら年収も上がるんでしょ!」と満面の笑み。
「まあね、年収は2000万くらいになるよ」。すぐにお金の話というのも何だかな、と思いつつも、妻も有頂天になっているので水を差さないでおきました。
それから数日後。なんと、青天のへきれきとも言うべき出来事が起き、私はガックリと肩を落として妻に伝えました。
「今日さ、病院で検査してきた。前に健康診断で引っかかったから。そうしたら俺、難病にかかっているんだって……。治療に専念しても寝たきりになるかもしれない。もちろん昇格の話は白紙だよ……」
妻は真っ青。しかしそれは私の心配ではありませんでした。
「ひどいわ、期待させておいてやっぱりナシ? しかも寝たきりになったら私が働いて介護しなきゃいけないわけ? そんなの絶対にイヤ。先が短い病人の世話なんて生産性ゼロよ……。貯金があるうちに離婚して財産を分与して! 介護要員にされないように、娘も連れていく」と、絶縁宣言をしてきたのです。
そうして妻は荷物をまとめて、嫌がる娘を無理やり連れて家を飛び出しました。中学生の娘は昔からパパっ子で、私の体調や仕事の様子をいつも気にかけてくれていたのです。
「本当はやさしいパパといたい……。でも私がいたらパパは治療に専念できないって、ママが言うの」というメッセージが届いたので、私は娘を安心させるためすぐに返信しました。
「治療を頑張るからな」
「ママに付いていくことになっちゃって」
「ごめんね…」
「パパのことは心配するな」
すると娘は私に謝罪までしてくれたのです。私は電話を掛けて、「すぐに完治して、また家族3人で暮らせるようになるさ」と伝えました。すると娘は、「3人で? ママは、ずっと家族のために頑張ってきたパパを見捨てたんだよ? もう新しい結婚相手を探している……。ひどすぎるよ」と涙。
「そうか、そうだな……。パパはママを幸せにできなかったから仕方がない。でも、この家はこれからもお前の家なんだから、何かあったらいつでも戻っておいで。パパは絶対治ってお前を迎えるから」
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