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40代前半のある日、右膝に痛みが襲いました。そんなに強い痛みではなかったので、最初はどこかにぶつけたのかと思いました。しかし、打撲の痕もなく1週間たっても痛みが引きません。気になって整形外科で診てもらったところ、思いがけない診断を受けたのです。
★関連記事:「久々の運動で両膝が腫れた!?」45歳、膝の腫れとだるさに下されたまさかの診断は【体験談】
40代に入ってから、肩や腰については時々痛むことがあったので、整骨院に通って痛みを和らげてもらったり、日ごろからストレッチをしたりして、気を付けていました。しかし、脚に関してはたくさん歩いても多少走っても痛みを感じることはなかったので、丈夫なほうだと思っていたのです。そのため、右膝にズキンとした痛みを感じたときも、「どこかにぶつけたのかな」くらいにしか思わず、いずれ治るだろうと放置していました。
予想は見事に外れ、1週間たっても右膝の痛みは続きました。とはいえ、痛みはするものの、痛みがひどくなるわけでも軽くなるわけでもありません。そのことに疑問を感じた私は、病院を受診。痛みがあったのは右膝でしたが、X線検査で両膝をさまざまな角度から撮影しました。その結果を見て医師は、「加齢による変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう:膝の関節部の軟骨が徐々にすり減り、歩くと膝に痛みが出る疾患)だね」とひと言。関節部のクッション的役割を果たす軟骨がすり減って痛みが生じているとのことでした。
軟骨はすり減ったら元には戻らないので、早期に痛みを治したいのであれば手術する方法もあると説明を受けました。しかし、緊急性を要していないのであれば、時間はかかるけれど適度に歩くことが良いとのこと。適度な運動で膝の筋肉を鍛えることが痛みの軽減につながるそうです。
また、医師は、長年の姿勢の悪い歩き方が膝の負担になることもあると教えてくれました。それを聞いて私はドキッとしました。なぜなら、私の肩の痛みは姿勢の悪さから悪化してしまったと整骨院で言われたことがあったので、私の場合、膝の痛みも姿勢の悪さが原因なのかもしれないと思ったからです。X線検査の結果を見ると、両膝とも軟骨が同じくらいすり減っているのに右膝だけ痛むということは、歩き方に何らかの癖があり、それを改善していかないと痛みが引かないのではないかと思いました。
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