仕事人間だった義母が一変、孫にフィーバーに!義母の突然の決断に戸惑う家族
妹の夫のお母さんの話を聞いて、人生の転機と家族の絆について深く考えさせられました。仕事一筋の義母が、突如として孫のために人生を180度転換させたのです。 …
ウーマンカレンダー woman calendar
私は子どものころから本を読むのが好きでした。ジャンルはさまざま、推理小説や青春ものに時代もの。小説に限らず少女マンガや胸キュンもののマンガ原作のドラマや映画も大好きです。でもアラフィフになって、ハラハラドキドキのストーリー展開は、少ししんどくなってきました。加齢のせいか、気持ちも頭もついていけないと感じることが増えてきたからです。そんな今、惹かれ始めたのは人生経験を積んできたからこそわかる落ち着いた大人の恋愛小説。アラフィフになって出合った珠玉の3冊をご紹介します。
登場人物は50歳の男女。地元の印刷会社で働く離婚歴のある青砥健将と、病院の売店で働く夫と死別した須藤葉子。中学のころの同級生だった2人。35年ぶりの再会から始まる2人の約2年の日々がつづられた物語です。
読み始めてすぐに、2人の恋愛がどのような結末を迎えるかが書かれています。読み進めていくうちに、結末がわかっているからこそのせつなさが胸に迫ってきます。劇的な展開があるわけではないのですが、静かな哀しみやささやかな喜びが描かれていて、ストーリーに引き込まれます。
私は葉子ほど波乱万丈な人生を送ってきたわけではありません。それでも今までそれなりにつらいことや悲しいことも経験しました。それだからこそ、お互い惹かれあっていても、若いころのように勢いで前に進むことはできず、相手のことを思って、あと一歩が踏み込めない気持ちはよくわかります。葉子はただ、ちょうどいい幸せを望んでいただけなのに。でも、ちょうどいい幸せというのが実はなかなか難しいのだということも、アラフィフになるとなんとなくわかってしまうのです。まるで自分のことのように思えることも多く、あっという間に読んでしまいました。
天才クラシックギタリスト・蒔野聡史と、国際ジャーナリスト・小峰洋子。40歳前後で出会った2人が運命に翻弄されるせつない大人の純愛物語です。3回しか会っていないのに、心の深い部分で結びつき惹かれ合う2人。しかし運命のいたずらでなかなか結ばれず、そのドラマチックな展開にページをめくる手が止まりませんでした。
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです」。 洋子が過去について悩んでいるときに聡史がかけたこの言葉は、私にとっても忘れられません。私も過去に子育てや夫婦関係において後悔することがたくさんありました。これまでは、過去は変えられないし忘れるしかないと思っていました。でも、自分が作り出す未来によって過去も変えられる。本当に前向きになれる言葉ですし、今を大切に生きようと思えました。このほかにも、アラフィフの私の心に響く言葉がたくさん詰まった作品です。
福山雅治、石田ゆり子主演で映画化され、私も早速観に行きました。小説の世界観がそのままで、素敵な映画でした。小説では想像しかできないギターの音色が物語を感動へと導いてくれていました。
題名が示す通り、本書は主人公・一之瀬廉太郎の妻である杏子が、余命を宣告されるところから亡くなるまでの日々を描いた作品。
廉太郎は70歳、亭主関白で昭和の頑固親父といった感じです。夫や私の父親でもこんなにひどくないんじゃないかと思うほど、家では何もせず威張っています。独立している娘2人にも煙たがられ、読んでいる私も腹が立つくらい。
妻の杏子は専業主婦で、これまた文句も言わず家事を完璧にこなす昭和のお母さん。杏子は自分の余命を知り、廉太郎が何もできないのは、私のせいかもしれないと思います。そこから杏子は廉太郎が独り立ちできるように、いろいろと教えていきます。妻がどんどん弱っていく姿を見て、初めは反発していた廉太郎も変わっていきます。
ドラマチックな展開はありませんが、年老いた夫婦が今までさまざまな思いを抱えて生きてきた最後に到達する愛と呼ぶべきでしょうか、家族愛、夫婦愛の究極の姿を見た気がします。そして自分の死を見つめ、人生を振り返る時間の尊さを感じました。夫と私、どちらが先に逝くかはわかりませんが、私も少し先の将来、このような時間を夫婦で過ごすことがてきたらいいなと思えた小説でした。
50歳になって、大人の恋愛小説がしっくりくるようになってきました。自分では体験できない世界を味わうことができるのが小説の醍醐味の一つだと思います。でも、自分と同じ年代の主人公が悩んで落ち込んだり、頑張って前を向いたりする姿に、わかるわかると共感しながら読むのも味わい深いものです。大人の恋愛といっても不倫やドロドロではありません。胸キュンともまた違い、人生経験を経てたどり着いた心を寄せ合うような関係。そこになんとも言えない心地良さを感じるのです。誰かにおすすめしたい、本当に出合えて良かったと思える3冊でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガ。 いつものスーパーにて、お米の高騰を目の当たりにしたアラフィフのおーちゃん。しかも、お米だ...
続きを読む私の夫は昔から性欲が強く、若いころはレスポンスできていた私。でも、30代に突入し、子育てに追われる日々の中で、体力的にも精神的にもつらくなってきました。 ★関連記事:「性欲が落ち着...
続きを読む私たち夫婦は7歳差で、夫が年上です。彼は日ごろから運動を欠かさず、見た目も気持ちも若々しさを保っています。しかし、その若さが時に、私にとってちょっとした悩みの種になることもあり……...
続きを読む私は高校卒業後、祖父が社長を務める会社で秘書をしています。ところが祖父は、昔から私の弟ばかりをかわいがり、甘やかして何でも買い与えてきました。ワガママ放題に育った弟は、「男は学歴」...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と平和に暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶...
続きを読む妹の夫のお母さんの話を聞いて、人生の転機と家族の絆について深く考えさせられました。仕事一筋の義母が、突如として孫のために人生を180度転換させたのです。 …
子育て真っ最中の私が経験した、夏の忘れられない1日。朝の慌ただしい準備から始まり、予期せぬ異臭の連続。娘が泣き出すほどの異臭の正体とは。 ★関連記事:「 …
現在40代のオムニウッチーさんの初めての彼は会社の先輩でした。当時のヤバすぎる社内恋愛エピソードを振り返ります。 彼の母親の誘いで、彼が加入している宗教 …
40代の私は、ある日メイクを終えた顔を鏡で見ると目の下のクマがまったくカバーできていないことに気が付きました。若いころはファンデーションでカバーできてい …
私はアラフォーになったあたりから、だんだん小さい文字が読みにくくなってきました。とはいえ、まだまだ気持ちは若いし、明るい場所ならしっかり文字は読めるため …
今まで何をするのも手早さが自慢だった私。例えば料理はいかに早くおいしく仕上げるか、掃除はいかに早く終わらせるか、常に時短を意識することがとても楽しみでし …
現在40代のオムニウッチーさんの初めての彼は会社の先輩でした。当時のヤバすぎる社内恋愛エピソードを振り返ります。 彼が某宗教団体の会員であることを知って …
2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。 エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院 …