「チクチクする」胸の赤い湿疹が広がって…自分には関係ないと思っていた病気に40代で襲われた
アラフィフは、ホルモンバランスや加齢により肌トラブルが起こりやすい年代。とはいえ、トラブルが起こればショックを受けたり悩んだり……。今回は帯状疱疹、肌荒 …
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アラフィフは、ホルモンバランスや加齢により肌トラブルが起こりやすい年代。とはいえ、トラブルが起こればショックを受けたり悩んだり……。今回は帯状疱疹、肌荒れ、アトピーといった大人女性のリアルな肌悩みを紹介します。
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40代も終わりに差しかかるころ、帯状疱疹(たいじょうほうしん)という言葉を耳にする機会が増えてきました。しかし、そのときは「自分にはまだ関係ないだろう」と、どこか他人事のように感じていたのです。
そんなある冬の日の朝、ブラジャーを着けたときに、カップの下に違和感を覚えました。鏡をのぞいて見ると、赤い湿疹がポツポツと見えます。軽いかゆみと、チクチクとした痛みも感じました。
「肌が弱いから、また湿疹が出たのかな……」。私は乾燥や新しい下着、合わないボディソープで湿疹ができやすい体質で、今回もいつものことだろうと思い、あまり気にしていませんでした。
しかし、翌朝になると湿疹は片方の胸の斜め上に広がっていました。しかも、痛みも少し強くなっているように感じました。「片方だけに湿疹が広がるなんて、今まで経験したことがない……」と不安に駆られた私は、すぐにかかりつけの総合病院を受診することにしました。
診断結果は「帯状疱疹(ピリピリとした痛みと赤い斑点や水ぶくれが帯状に現れる病気)」。まさか自分が……という驚きがありました。
検査では、湿疹の部分を少し切り取ってウイルスがいるかどうかを調べるとのこと。デリケートな場所だったため、女性の医師が対応してくれましたが、最初に診てもらった年配の男性医師が何度も「おっぱい」と言ったのは少し気まずかったです。
幸い、初期段階で発見できたため1週間薬を飲んだだけで治りました。帯状疱疹は50歳以上の人がなりやすいと聞いていたため、「ギリギリ40代で帯状疱疹にかかるなんて……」と、思わず苦笑いしてしまいます。
◇◇◇◇◇
この経験を通じて、健康の大切さを改めて実感しました。40代最後の年、体の変化とどう向き合うかを考える機会になったのです。これからは、もっと自分の体を大事にしながら日々を楽しんでいこうと思います。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
著者:花沢とこ/50代女性・主婦
イラスト/マキノ
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