「無職だと貸付継続は難しい」社協から突然の連絡。44歳ひとり親が貯金切り崩す生活から脱却できた理由
目次 1. 厳しい現実にキャリアチェンジを決意 2. 再就職を目指し職業訓練へ 3. 就職活動の停滞、そして公的支援へ 4. まとめ 就職活動の停滞、そ …
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職業訓練終了直後、緊急事態宣言の発令により就職活動は停滞。解除後も求人が少なく仕事が決まらないまま、失業給付金の受給が終わり、貯金を切り崩して生活する日々に突入しました。
「なんとか早く就職しなければ」と焦っていた矢先、社会福祉協議会から「生活困窮者自立支援を受けてほしい」と連絡がありました。
実はわが家は、長男の学費として社会福祉協議会の教育支援資金を借りていました。半年に一度、世帯の状況確認があり、連帯借受人である私が無職と申告したため連絡が来たようでした。連帯借受人が無職では貸付が継続できなくなる可能性があるので、生活困窮者自立支援を受け、生活の安定と自立を目指してほしいとのことでした。
私は支援員さんと話した結果、就労支援をしてもらえることになり、ハローワークで専任の担当者が付きました。私の出した希望を尊重した上で譲歩できることを考え、条件に合う求人を一緒に探してくれたことがとても心強かったです。おかげで支援を受けること2カ月で、無事に事務職として就職が決まりました。
入社後に聞いた話ですが、採用の決め手は「20代のころに取った簿記の資格」と「職業訓練で学んだ画像編集のスキル」だったそうです。諦めずに職業訓練に通い、スキルを身につけて本当によかったと心から思いました。
44歳での再就職は、年齢の壁に加えコロナ禍という予想外の事態もあり、決して平坦な道のりではありませんでした。しかし、ひとりで抱え込まずに職業訓練や自立支援といった公的な助けを借りたことで、道が開けました。
また、当時は「つぶしがきかない」と思っていた20代のころの資格が、新しいスキル(画像編集)と組み合わさることで、思わぬ強みになったことも大きな発見です。遠回りのように思えても、積み重ねてきた経験は無駄にはならないのだと実感しました。現在は自分に合った環境で働けており、あのとき諦めずに一歩を踏み出して本当によかったと感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:谷 海/40代女性。おもしろおかしく生きるのがモットーのシングルマザー。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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