2年以上レスだったけれど「したい」と自ら口にすることで取り戻せた夫婦生活【体験談】

レスの間接的な原因は不妊だったように感じています。子どもが欲しくて、排卵日を調べて義務的にしていたため、ムードが感じられないこともしばしば。夫は気が乗らないときでも協力してくれましたが、「場所を変えたい。自宅ではなくホテルに行かない？」など気分を行為にもっていくのに苦労していたようでした。

一方、私はどうしても子どもが欲しかったので、夫がつらそうでも行為を要求してしまっていました。義務的な行為をした経験がもとで、私たち夫婦の間には「甘くてお互いが求め合う営み」がなくなってしまいました。

第1子妊娠・出産と夫の病気でレスが決定的に

不妊治療の結果、体外受精で第1子を妊娠して無事女の子を出産した私。妊娠中に行為をするのはもちろん怖いし、出産後も初めての育児に追われてそれどころではありませんでした。

ようやく育児に慣れてきて「そろそろ行為を再開したいな」と思っていたときに、夫の転勤が決定。夫は慣れない仕事と人間関係に悩んでうつ病を発症し、「うつ病になってから性欲がまったくなくなった」とつぶやきました。

服薬して病気から回復しようと頑張っている夫に「しよう」なんて言えるはずもなく、転勤先ではまったくしないまま過ごしました。この時点でレス期間は2年以上となっています。

レスを解消したきっかけは第2子妊娠

レスのまま第2子を妊娠した私。レスでも、第1子の不妊治療時に凍結していた受精卵があるので、妊娠は可能でした。すると、なんと妊娠中にかなり性欲が強くなってしまったのです。

どうしても性欲が我慢できず、セルフプレジャーすることもあったのですが、ある日我慢できずに夫に「どうしてもエッチしたくて我慢できない」とお願いしてみました。すると夫も応じてくれ、おなかに負荷がかからないかたちで行為をしました。

「妊婦は性欲が強くなることもある」と知ったことで、「自分からお願いしても恥ずかしくない」という気持ちになれたのが大きかったと思います。

まとめ

私たちの場合は、女性（妻）側からの誘いがレス解消のきっかけになりました。恥ずかしがらずに「したい」と伝えることで、夫も答えてくれて心が満たされたように感じました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

文／ゆきこ

マンガ／へそ